猫は夜歩く。

地方住まいのゲーム好きオタ♀がつらつら。アトラス的なお仕事したい。

この夏を人権のない環境で生き延びた小売りの話をしようか

ボス、パワハラで更迭される

4か月。
実に4か月ブログを書かずに過ごしてきました、お久しぶりの夜猫です。

コロナウイルスと暑さで引きこもり需要も激しいこの夏、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。

今回はタイトルの通り、人権のない環境で生き延びたこの夏の話をしようと思います。
結果どうなったかというと別件でボス二人が更迭され、ツッコみにすぐれたかつての上司が帰ってきましたが、相変わらず所属の部署では退職の話題がブームです。

強制的No冷房ライフ

さて振り返るとことの始まりは数年前にバックヤードをつぶして売り場面積を稼ぎ始めたときにあったのかもしれないし、あるいは予算削減とシフト厳守の名のもとに30人近い人員をカットした時に着火したのかもしれない。
とかく思い当たる節はいくつかあって、関西出身のツッコミ能力、つまりはおかしいことをおかしいと言えるタイプの上司がいなくなったときに足元が崩れたような気がします。

コロナウイルスが大いに世間を騒がせていたゴールデンウィークのころ、夜猫の勤務先では大規模な事務所の改装を行いました。
そもそも人の出入りが多い職場であるため、休憩室の喫煙所は閉鎖、飲食スペースの椅子と椅子の距離を離したり消毒スペースやらなんやらを設けたりする必要があったのは確かです。
その一環としてバックヤード業務の一つが外へ追いやられたのが悲劇の始まりでした。

この夏の外出自粛と通販の隆盛に伴い、バックヤードの忙しさは加速度的に上昇しました。
何しろ店頭に人が来ないので売り上げの比重は通販部門に寄ってきます。
のみならず電話で代引き注文が飛んでくることもあって、とにかくモノが増えます。
梱包して運送業者に引き渡す、という作業をしなければならない商品が文字通り山のように積まれて順番待ちをしているわけです。
とにかく運送業者のトラックに積み込むまでは商品のある左の山から梱包済みの右の山へ積み替えての繰り返し、総合的な質量としては増える一方、減ったと思えばまた増える。
そんな調子で大量の荷物を捌いていくわけですが、もちろん売れたとなればその分商品も入荷するわけで。
結果入荷した商品と発送する商品でクソほど混雑するバックヤードは、小さめの会議室ほどあるにも関わらず大入り満員の有様でした。

が。

ここで会社はド級の愚行をやらかします。

経費削減ということでよそに委託していた建物の受付業務を解約してしまったのです。

ここでいう建物の受付業務というのは、バックヤード方面から入ってくる営業さんであるとかそういうものの受付です。
加えて社員による盗難防止のため退出時の荷物チェックも行います。
これを解約してしまったということはそれをほかのだれかがやらなければいけないわけですが、さてどこが押し付けられることになるでしょうか。

そうです、バックヤードで大量の配送商品を捌いているチームです。

もうね、脳細胞全部生きてないんじゃないのかと。

トラックの運転手の忙しさがドキュメンタリー番組に取材されるレベルということはそこへモノを送り出す部門も同じだけ忙しいということです。
しかし当時のボスの目にはそうは映らなかったようでした。
要は『売り場に出てもの売って成績上げてないんだからヒマだよね』ということだったようで、夜猫を含め数人のスタッフをその部門へ割り振った後、元のスペースを何に使うわけでもなく空にしたまま部門を一つ『ほぼ外と言っていい現場』へ追い出してしまいました。

建物が古いのもあるけどそもそも搬入口だからオープンエアなんですよ

かくして元の仕事のしやすいエリアを何に使うわけでもないのにはく奪された面々が送り出されたのは、かつて委託先が使っていた搬入口でした。
搬入口です、フロアではありません。
常時オープンドア、オープンエアなので外からはアスファルトに熱された空気が常時流れ込んできます。
かつて小さい会議室レベルのスペースを埋め尽くしていた商品をすべて通路で捌かなければいけません。
一応受付部屋みたいなのはありますが広さにして元の5分の1レベル、実際の業務には役に立ちません。

なにより夜猫たちのやる気をそいだのは、そんな環境にもかかわらず、いやだからこそか、空調機器がないという現実でした。

いや、一応受付部屋の方にはあるんです、機能してませんけども。
だからこそかつてここで受付をやっていた人たちは、委託先の会社の予算で持ち込んだ扇風機なり冷風機なりを活用していたわけです。
(勤務先の備品でないことは送り出されてから知りました)
機能していないエアコンの修理依頼は受諾されず、かといって主任級の指示で涼しいところへ交代で涼みに行けば人事のクソパートからいやみったらしく持ち場にいろと言われる。
これ熱中症用ねと置かれた水のボトルは常温化に柱に括り付けたまま夏の間中ずっと放置と、おそらくまっとうな環境を構築する気はないんだろうなというのがよくわかる有様でした。

バックヤードがこんな有様なので当然というべきか、売り場の方もなかなかのパワハラが吹き荒れていたらしく数人が休職。
品出しを担当する学生バイトもその辺のあおりを受けてかコロナでオンライン授業なのを理由に出勤を嫌がるようになるなど、全体的に見てガッタガタ。 常時ほぼ外気温かつ湿度80パーみたいな環境にいたせいで転職活動をする気力も残らなかった夜猫は、とりあえず生存する方に全力でかじを切りました。

関西から新しいボスが帰ってくる

しかしさすがにこの状況下で黙っているほどスタッフ側も無能ではありませんでした。
パワハラの訴えが上がったことで調査が入り、責任と影響が重大であるとみなされた旧ボスは降格の末異動。
年齢とやり口を考えると今後の昇格は難しいんじゃないかなあ。 その結果、複数の部門で要になる人材が歯抜けになっている現状を重く見てか、新しいボスにはかつて勤務先にいた人が大出世して帰ってきました。

なお、この新しいボス、着任から三日で人権のない労働環境をまともに改善するという大偉業を成し遂げました。

うん、空調ね、壊れてなかったんだ。
人事のクソパートの名前で電源その他切って使えないようにしてあったんだ。 ボス権限で今後使えないようにする処理をすることを禁じてやっと動くようになったんだ。

コロナにかかって重症になっちまえクソパートもクソ代理どもも。

ついでに言うとね、そもそも昼休憩を取れないことが常態化してたんですわ。
そこもボスの権限で改善が入りました。

他にももろもろ売り上げ至上主義に走ってダメになってたところが改善されつつあります。
やっぱ有能だわ今のボス。

まあ

退職するときには労基に投げていきますけどね。

コロナウイルスのせいで通販が爆発している話をしようか

お客様が家から出たくなさすぎる件について

どうも、夜猫です。
地元でコロナウイルスの感染者が出たものの今のところこれといった症状もなく過ごしています。
手洗いうがいに栄養と睡眠ぐらいしか気を配れることはないし、マスクは全然見かけないので見かけたら即確保ぐらいの心意気でいる程度です。

さて近頃のコロナウイルスによる自粛ムードで小売業者、特に通販に携わるメンツは非常に忙しくしています。
すでにニュースでも郵便局の中の人のインタビューが流れていたりしますが、自社通販をやってる小売りと配送業者はもうパンク寸前です。
テンバイヤーが発送ついでに密密密の郵便局やヤマトや佐川になだれ込んで大量発送しているのは存じております。
本当に奴らコロナにかかればいいのに。

同僚の認知症患者もろとも。

ちょっと愚痴がもれましたがともかく理屈はマリーアントワネットめいています。
家から外に出たくないなら通販を使えばいいじゃない、というわけですね。

夜猫の職場もまたその例にもれず、自社通販が爆発しています。
まあいろいろ売っている店ではあるのですが、中でも多いのがやはりゲームやおもちゃをはじめとした『家の中で時間をつぶすのに使える』アイテム群。
ことにどうぶつの森とかスプラトゥーンとかがそれはもうものすごいことになっていまして、『どうぶつの森の盛り合わせ』みたいな感じで通販部門に積み上げられている始末。
もちろんそれがお仕事ですので担当部署の面々はせっせと出荷するわけですが、先日はついに大ボスが乗り込んできて

「これ片付くの!?」

みたいな感じで悲鳴を上げていました。
人手さえ補充していただければ片付きます。
なおおよそ数日に一度爆発するようになることをまだこの時のボスは知りません。

ちなみに夜猫、前回のブログで書いたとおり契約条件の厳格適用に伴い人手が減少した別業務も兼任するようになってしまったため、普段はこの通販部門のクソ忙しい業務は別の人が担当するようになりました。

なったはずでした。

上で愚痴がモロリしてしまった認知症患者です。

本来夜猫、通販もさることながらその他複数個所に引きずり込まれては仕事をこなす、どこの職場にもだいたい一人はいるであろう便利屋ポジションめいた位置にいます。
爆発レベルの高い業務へ夜猫を放り込むことによって鎮火を図るのはここ最近上司の常とう手段と化してきていまして、通販部門オンリーで仕事をさばいているわけではないのです。
ここ最近はコロナ恐怖症で仕事を休んでいる人、家族が家にいる人などが多発していることもあって、仕事量は増える一方。

さてここで上司も考えました。
もちろん通販周りの業務は外出自粛に伴い一番の稼ぎ時部門。
かといってそれ以外の業務も火を噴いているので、そっちも処理しないとあとあと各部門の不要不急の残業が増えます。 なので夜猫、普段は別業務を担当していざというときは通販部門に応援に行く……となったはずだったのです。

ところがふたを開けてみればこの認知症患者、およそ燃焼推進剤というか燃え盛る火薬庫に放り込まれたおかわり分のダイナマイトというか、爆発している通販をさらに爆発させる地獄の使者みたいなやつだったのです。

通販にはタイムリミットがある

実は通販というものには受注側にもタイムリミットというものが存在します。
商品を確保して、箱に詰め、配送業者に渡さなければ受注側にとっての通販業務は終わりません。
つまり、『次の何時までに来る便の業者さんに引き渡さなければいけない日付指定の荷物』なんかは可及的速やかに片付け、日付指定のない荷物はASAPで送りだして梱包スペースに空きを作らなければならないのです。

ところがこの歩くトラブル製造機は違います。

『夜猫がいるんだから夜猫にやらせればいいじゃん』

の一言で仕事を全部放り投げてどっかに引っ込んでいるのです

お宅のその年で留守番一つ満足にできない生ごみと一緒にコロナにかかって〇ねクソが。

もう完全にいるだけ無駄です。
他の部門の人が見かねて夜の間にたまった発注を片付けるのを手伝ってくれるようになってしまうほど賃金の無駄です。

おまけにここ最近はサボりを極めて最低勤務時間だけどこかに引っ込んで過ごした後、気ままに帰っていくというクズの極み。

つまりクリークか、お前。
そろそろ私の顔が藤田和日郎とかヒラコーみたいな絵面になるぞ。

こんな時、一番効くのは奴のメンツを踏みつぶすことだ

なおそのあとも絶対に一時間以上前からかたくなに伝票を片付けないので、やり残した業務の件数を添えて毎日の連絡に残すことにしました。

いやがらせじゃなくて事実報告だからね、仕方ないね。

そうしたら別の上司に泣き言をいうようになっていちゃもん付けられたので、こちらも困ったことはどんどん報告するようにしました。

こういう時のための普段からのホウレンソウ。
こまめな相談は身を助けます。

『急を要する案件は片付いたんで別の急ぎの対応分をそこで片付けます、なんかあったら呼んでください』 (報告) 『商品名〇〇のご注文、システム入力しないまま初期不良対応で持ってかれてしまってておまけにお客様に連絡済みで出せません!』(連絡) 『あの人早朝からいるはずなのになんでこんな残っとるんですかねぇ』(相談)

とまあこのようにコツコツとこまめな連絡を積み重ね、『もう一人の担当者は出勤していようがいないのと同然』という認識を積み上げること数週間。

やりました。
ついにデフォルトで各部署が応援に入ってくれるようになりました。
そらね、勤務先の業務は(だいたいどこもそうでしょうが)担当者の名前ががっつり残るのです。
クソ製造機の名前なんぞほとんどリストに残っていないのですから。

もちろん私も出勤即出撃で片付けておりますが、おかげさまで連休の炎の津波めいた仕事は無事完遂できました。

生ゴミ以外の同僚たちに感謝。

アマゾンと楽天が使い物にならない

さて怒りの放出はこの辺にしまして、メジャーな通販の話も。

ここ最近マスクがあまりにも手に入らないので時々通販を除いているのですが、やはり楽天もアマゾンもマスクやゲーム、製パン材料などの人気カテゴリは詐欺と怪しい商品にまみれているようです。
おおよそ化粧品や衛生用品、食品、金銭と防犯に関しては中国人と中国製品を信用してはならないというのが個人的な見解なのですが、例えばマスクで検索を賭けると

  • 検索に引っかかりそうなキーワードを説明欄に並べただけのもの
  • 販売責任者の名前がどう見ても中国人
  • メーカーの写真や他店舗の画像を使いまわしたもの
  • 見たこともねえ合成画像みたいなパッケージのマスク
  • マスクのためだけに出店したやろみたいな新規店舗

などが大量に出てきます。
正直な話、会社が業務用に配布してるマスクもあるとはいえ一応自前も確保しておきたいのですが、こうも怪しいものばかりではアマゾンも楽天も使わないほうがよさそうです。

一応地元のビックカメラでは時折ゲリラ販売しているので、全く持って供給がないというわけでもなし。
(朝販売するとお年寄りが買い占める例の流れなのかもしれません)

むしろテンバイヤーがマスクの値段をがた落ちさせている今こそ成敗の時。 買わずに放置して奴らが路頭に迷ってマスクをしゃぶるようになるまで追いつめてやらねば。

さて、マスクやなんやを買えるよう仕事と転売の撃退を頑張って徳を積もうと思います。

以上、明日は休みの夜猫でした。

非正規雇用の小売業ですけどコロナをきっかけに職場がヤバい

前略、コロナウイルス様 せっかくなので同僚のガイジ脳に感染してやってください

アレいてもいなくても大差ないんで。

どうも、夜猫です。
コロナウイルスで世の中が大騒ぎの今日この頃、わが職場もマスク関係で内外ともに大忙しです。
中国人転売屋が国から出られなくなって来なくなったのは万々歳ですがね。

さて夜猫の勤めている会社、小売業にはよくあることですが主戦力がバイトです。
もちろん社員がすべての部署に常駐していますし、何かあったときにはとりあえず投げつける先は存在しているわけなのですが、ここ最近コロナウイルスをきっかけに破綻の兆候が見え隠れしています。

まさかの契約厳格適用騒動に発展するの巻

コロナウイルスでリモートワーク云々が取り沙汰され、フリーランスを掲げたセミナー詐欺やサロン虫が湧き出るさまはまさに啓蟄の頃。
一方夜猫のような接客や小売りを主体とした仕事はリモートワークもクソもないというか、この手の奴でリモートで働けるの問い合わせ窓口の電話係ぐらいやぞというのが現実です。
コンビニがリモートワークできるかっていうと無理ですからね。
ウーバーイーツなんか都市部でないと食っていけないし。

どうしても現場に出社しないといけない都合上、夜猫の職場では体調不良を理由にした欠勤やコロナ忌避で出勤日を減らす面々が続出し、およそ日によっては特定部署の人員がすっからかんというのもよくある有様。
もちろん欠勤した分を取り返そうとシフトの入れ替えもちょくちょく出てくるわけで、まあ人の多い日少ない日の波が出てきたなあと感じる程度には影響があるわけです。
とはいえ非正規は非正規。
バイトパートの利点の一つはまさにそうした出勤日の選択に自由が利く点にあるわけで、フルタイムでエブリデイ出勤しているとそんなもんはもはや見慣れた景色。
給料安いのにあれやこれやとやらされる立場として、これ自体は特に責められることでもないだろうと夜猫は思っているわけでございます。

ところが会社上層部にしてみればこれは困るわけです。
何しろ日によって人員の数に差があるので仕事が滞る。
いや本来であればその日の人数に合わせて仕事を振るのが最適なのですが、なにせ接客というのはそういうわけにも行かない職種。
お客さんがこっちの想定道理に動いてくれるわけもないのでなるたけ毎日一定量の人員は確保しておきたいわけです。
いや、雑用とかね、掲示物の作成とかね、そういうのは手の空いてるときに前もって順序だててやっておけよというのはさておき。

で。
弊社の上司、何をどう考えたらそういうプランが発動するのか知りませんが、この度契約厳格適用に踏み切りました。

つまり

  • 会社の側でこの曜日に人員が欲しいと指示するからその通りに契約書を書け
  • その曜日に何かの都合で休みを入れるのは構わないがほかの日に穴埋め出勤することは認めない
  • こちらで設けた最低出勤日数に満たない場合次回の契約を更新しない

…………馬鹿なの?

ちなみにこれで20人ほど人が減ります。
もうすでに?マークを付けるまでもなく上司は馬鹿です。

直撃を受ける夜猫

そもそも夜猫は正社員同様のフルタイム勤務であるためこの辺に関してはあまり関係がないのですが、おおよそ学生バイトの大半が契約続行不能に。
彼らの本業は学校のほうであってバイトなので当たり前ですな。
ゼミだ実験だで出勤が不規則になりがちでも柔軟に対応してくれる職場と評判だったのが彼らにとっては数少ない長所だったというのに。
おまけに今は年度末。
学生バイトが卒業でいなくなる他社が募集を出すのは田舎も同じ、付き合いきれないバイト先に別れを告げるのにこれ以上のタイミングもないでしょう。
かくて裏方作業の大半を受け持っていた人員が消失する関係でそっちが回らなくなることがほぼ確定。

というかすでに回ってない。

今月まだ三分の一も過ぎない時点ですでに最終出勤日を迎えるものが続出するわけですから。
どうせ契約が更新できないならだらだらやっている義理もございませんということで家族を頼れる学生組が早々に離脱を決め込んだうえ、その穴を埋める新規人員がすぐさま確保できるあてがあるわけもなく。

こうなってくると大型の機材を使う作業に回す人でも足りなくなるのでそういう作業のある部署は急ピッチでバイトの離脱前に進めねばならず。
すでに時期柄ベテランバイトが離脱済みのところは追い打ちを食らう形で人手不足に陥り、通りすがりの夜猫に普段縁のない社員が引きずり込もうと声をかける案件が複数個所で発生する始末。

♪私をー仕事のー現場でー 呼ばないでくださいー ♪そこにー私はーいけませんー ヒマしてなんかーいませんー ♪別の業務ーにー 別の業務に呑まれてー あのーフロアのー中をー 駆け回ーってーいますぅー

いよいよ転職をキメねばならぬ

たとえそれが派遣社員だとしてもだ。

まさかコロナをきっかけに決意を固めるとは思いもしませんでしたが、折よく未経験者可の希望職種向けの派遣があったのでそれに応募してみました。
問題は遠距離からの転居が許容されるかってとこですけどね。

マスク品薄について五反田の登録販売者が都市型の脳死マンすぎて五反田の人がかわいそうになってきた話

アホでもドラッグストアの制服は着られる

どうも、年度末決算に巻き込まれている夜猫です。
相変わらずマスクが品薄の状況下、皆様いかがお過ごしでしょうか。

身内の通勤圏内においては『アルコールランプ用のアルコールを消毒に使用しないでください』とかいう驚きの張り紙が出ているそうです。

やったんかワレェ!?

いや、夜猫もなんとなく察しますよ?
そういう張り紙が出るということは、それをやったやつがいて、そういう使い方をするなと書いておけという苦情を付けたとんでもねえアホがいるということだ。
マスクどころか消毒液も転売屋どもの餌食になる昨今、スピリタスと消毒液は酒税回避のための混合物を除けば実質同じものなんていうライフハックまで飛び交っているわけですからそらそんなアホがいないわけがないのです。
ロシアかよ。

togetter.com

とはいえ夜猫の地元のビックカメラではマスクの入荷を細々と確保しているようで、細々と対面販売を行っていたりはします。
探せばある、という状況にはなってきつつあるのかもしれません。

五反田のドラッグストアのインタビューの話

さて夜猫は身近なところに登録販売員とか小売りスタッフがちょこちょこいます。
夜猫自身も小売りとか接客する人なので何かの拍子にそういう話、在庫が確保できないとか近所の飲食店だ介護施設だといった業務上必要になるところからの問い合わせについては時事ネタです。
そんな時事ネタの一環で先日この状況下でいまだに桜ネタに固執している野党の足手まといな知的障害者っぷりについて嗤っていたところ、同業者のインタビューがテレビに映ったわけですよ。

曰く、『政府が対策したっていうけどマスクの入荷が全然こない、非常に残念』。

ご覧、あれが日本地図も頭に入ってない小学生以下の頭の登録販売員だよ。

もうね、これを見た瞬間五反田の人がかわいそうになりましたよ。
こんなんが登録販売員やってる店が近所にあるってお前、この状況下じゃ割と絶望的なのでは?

そもそもなぜマスクを店頭で見かけないのかについて小売りの観点から説明しよう

さて、現在のマスクの品薄の原因は二つあります。

  1. コロナウイルスに起因する中国人を筆頭にしたテンバイヤーの買い占め
  2. 花粉症というコロナウイルス関係ない季節の風物詩

まず根本的な問題は1です。
そこらでとっ捕まえたネズミをそのまま調理して食うとかいう衛生観念のない国ですので、彼らは自国の衛生用品を信用していない節があります。
(まあ今回のウイルスは東京オリンピックに持ち込むつもりで中国が国を挙げて改造したウイルスらしいですけど)
なのでわざわざ日本まで飛行機でやってきて買い占めて持って帰って売るわけですね。
キャリーカートに詰め込めるだけ詰め込んで服は着の身着のままみたいなのがはやるわけです。
地元のローカルドラッグストアにも中国人がミニバン乗り付けて買い占めツアーを試みる匪賊ムーブの現場が散見されるわけですが、これぞ遊牧騎馬民族というか、野蛮人の本領発揮というやつでしょうか。
ともあれ国内の、メルカリやヤフオク楽天市場といった転売屋の心の友から締め出されようとも、中国人転売屋には売りさばくあてがあるので買い占めムーブが続くわけです。
マスクが品薄になれば消毒薬、消毒薬がだめなら引きこもり向けのゲームソフトとキリがありません。

そしてこの寄生虫ムーブに引っ張られる感じで国内でもパニックに陥る人が続々出ます。
あとはもうお察し、マスクや消毒用アルコールの買い占めループからの品薄サイクロンです。

ちなみに夜猫の勤務先ではコロナウイルス騒動に関係する商品を中国人や韓国人、インドネシアなどの出稼ぎ系スタッフに触らせないよう通知が出ました
原則すべて主任級以上の直轄管理になっています。

まあ、盗むからね、あの人たち。
福利厚生で大幅割引された商品ダース単位で買って転売に失敗したからって勝手に返品処理しようとしたりした前科あるしね。
おかげで福利厚生大幅ダウンですよ。

もちろん2の花粉症に備えて増産体制を整える時期ではありましたし、商機であることに違いはありませんのでメーカーも生産量を増やしてはいます。
普段と違って小売り側からの発注こそお断りではあるものの、随時お店へ出荷して販売できるように頑張っているわけです。

じゃあなぜ店頭に見かけないのか?

まず一つ、店側が盗難防止のために外へ出せない。

売ってないけど在庫があるなら盗めばいいじゃないというのが中国人や韓国人の思考ですから、うっかり店頭に出した日には一瞬のスキをついて根こそぎ盗まれる危険性があります。
万引きとの戦いは小売りとしては普段からのお仕事ですが、今回はさらに盗む気満々で来ているのでおちおちお客様の目が届く場所に置けないんですよね。

なので厳重管理の上で一組様一点の対面販売、というような、厳重な管理体制を取っているわけです。

中国人や韓国人を見たら転売屋か泥棒だと思え。

割と真面目に。

似たような理由として混雑、パニック防止のためというのもあります。
スマホが普及した今日この頃、マスクの在庫見つけたよみたいな連絡はそれこそ秒でコミュニティを駆け回ります。
マスクを売っている側もタピオカ屋みたいにマスクだけ売っているわけではないので、それを聞いてお客が殺到して騒動になるのも大変困ります。
売り切れましたで納得してもらえるならいいんですが、そうでない人もたくさんいますからね。

そしてもう一つ。

意外と忘れがちですが、マスクの入荷を待っている店はうんざりするほど多いのです。

地図が都内だけで完結してる脳死マンって生きるの楽そうだよね

五反田の脳死マンはおそらく忘れていることですが、マスクというものはドラッグストアだけで売っているものではありません。

マツキヨを筆頭に全国チェーンからローカル、個人経営まで多種多様のドラッグストア。
業務上必要なところと大量に取引をするアスクルなんかの業務向け通販。
あなたのご自宅最寄りのスーパーマーケット。 全国に存在するコンビニ全店舗。

おおよそ全部の数を想像するのもうんざりするほどの店舗がマスクを取り扱っているわけです。

五反田の脳死マンの脳内地図が都内だけで完結しているのか、それともご町内だけで済んでしまうほど暇な生活をしているのかは存じ上げません。
しかしどれだけ大急ぎで生産しようとも、そんなジェバンニが一晩でやってくれるわけでもあるまいし、衛生用品を一晩で全国に十分な数いきわたらせるなんてことは出来ないのです。

ていうか衛生管理すっ飛ばして特急生産したマスクとか使いたいか?

なのでビックカメラのドラッグコーナーがそうしているように、入った在庫を適切に扱って対面販売するぐらいしか小売り側としては手はありません。
買う側としてできることは、徳を積んで運よく売っている現場に行き当たれるように祈るぐらいでしょう。
(コンサートのチケットかよ)

ところでふと思ったんですけど

非都市部のビックカメラで在庫が発見されているのに五反田の店に在庫が回ってこないというのはどういうことなんでしょうかねえ。

脳死マンの言う『入荷がない』=『潤沢に在庫がない』の意だとしたら贅沢というか現実理解の能力が足らん案件。
チェーン内の特定の店舗に一極集中で入っているんだとしたら脳死マンの店そこまでチェーン店の中で存在感というか売り上げ立てる能力がない疑惑。
ビックカメラだから地方店舗だけど出荷枠を取ってもらえてるんだとすれば、普段からきちんとメーカーとお付き合いをしていない(キャンペーンとか売り上げ的な意味で)だけの自業自得説。

……うーーーーーーーーん?

U400Sとかいうやべえやつについてレビューをしよう

これはレビュー記事ですがそもそも夜猫はクリスタを活用できるタイプではありません

さて。 マウスコンピューターのU400Sという商品についてちゃんとしたレビューを始める前に、一つ大事なお話を改めて。

世の同人誌サークルには二種類あります。
絵を描く奴らと、文章を書く奴らです。

同人誌サークル民の視点から見ると、多くの場合、クリエイター向けパソコンというのは前者を対象にしています。
絵を描く、モデリングをする、映像を作る。
後ろ二つは特にスペックを食う作業を必要とするために、かつてはそうしたことにアドバンテージを持っていたMacユーザーが多かったと言います。
時代は流れて今やプロユースのMacはとんでもねえお値段がするようになり、ハードウェアの自由が利くWindowsを使ってそういう作業をする人も増加しています。

さて、このビジュアルに訴える作業において、イラスト、マンガを描くという作業は比較的低スペックでもどうにかなります。
クリスタ、メディバンを筆頭にこれらのソフトは歴史の中で最適化を重ね、ペンタブさえあれば割と低スペックなパソコンでも動作するように作られてきました。
なんなら動作環境がほぼ確定するiPadとペンシルを用意すれば、パソコンを買うよりはるかに安価な環境で作業ができます。

加えて視覚的に広告で訴えやすいので、クリエイター向けといえば絵、モデリング、映像の三点セットで宣伝されていることが多いです。

ところで夜猫は後者、文章を書くタイプのコミケ/イベント参加者です。
イベント会場でも地味、広告を打つにしても地味ということであまり目立った訴求はされません。
にもかかわらず、地味にスペックを要求されるということをご存じでしょうか。

これはそもそも『日本語の文章で構成された原稿を出版物にするために使われるソフト』が少ないという点に起因します。

パソコン上で本の原稿を作るために利用されるソフトを、『DTPソフト』といいます。
Desktop publishing software、略してDTPです。
この、経験のない人には聞き覚えのないカテゴリのソフトが小説本サークルには必須です。

商用利用が制限されているということを差っ引いても、MicrosoftのWordは日本語の縦書き原稿を書くという点においては実用に足りません。

ここでFateシリーズを例にとって解説してみましょう。 Fateシリーズにおいてはルビが非常に重要というか、欠かすことのできない存在です。
例えばシリーズの看板でもあるアーサー王の宝具(必殺技)に『約束されし勝利の剣』というものがあります。
作中ではこれに『エクスカリバー』というルビを振ってそちらで読むというように、かっこよくも原稿を作る側としてはややこしい表現方法を取るわけです。 『蘭陵王入陣曲』と書いて『いさましきはかめんのもの、おんようけんびのりょうおうなり』とかいう長いのもありますね。
由来とかイメージとか、そういうものを一つに収めるかっこいい表現方法なわけです。

これをWordでやるとどうなるか。
確かにルビは振れますが、絶対に行と行の間が不細工な感じになります。
教科書や文庫本のようなきれいな配置には絶対になりません。

これを解決してかっこよくかつ読みやすい原稿を作るためにはDTPソフトが必須なわけですが、これ、実は非常に数が少ないのです。

Windowsパソコンにおいて実用レベルに到達しているものは、実質indesignというアドビのソフトしかありません。
ワープロソフトの一太郎もまた同人サークルを明確にターゲッティングしたプロモーションをやってはいますが、これを含めても二種類しかないのです。

さて夜猫は必要な時だけ契約してindesignを使うことで安上がりにあげるタイプだったわけですが、ここでアドビの要求スペックアップの波がやってきました。
必要環境としてはメモリ4㎇、推奨環境としては16㎇以上です。
たかだか文章オンリーの同人誌の原稿を作る程度で16㎇。
鬼のようなスペックアップです。

ここ一年愛用していたraytrektab10インチモデル君ですが、このアップデートを受けてついにindesignが起動しなくなりました。 OSに64bit版を搭載していたばっかりに、普通にインストールした場合に入る64bit版indesignの起動序盤にさえ耐えられなくなったのです。
32bit版をインストールすればどうにかこうにか動いてはくれますが、実質的にindesign使用には耐えられない環境であることに変わりはありません。

Fateジャンルの同人誌でなくても、ちょっとひねった表現をしたいときにはルビは心の友。
フリガナ必須のジャンルに住んでいればそこはこだわりたいポイントなわけで、かといってほかに移住先も満足に見当たらず。
DTPソフトの大半は『フリガナの要らない言語』向けにできているわけなので、小説本サークルの民は実はスペック要求が厳しい生態をしているということになります。

いっそ一太郎に移住しようかしら。

持ち運べるWindowsのお手頃価格の作業環境がない

さてそうなってくると必然的にメモリ、チップに予算をぶち込む必要が出てきます。
近頃ではiOS対応の素敵なアプリが出てきましたが、今回はそれは横に置いておきます。
『メモリ8㎇積んで筆圧4桁対応のraytrektab10インチモデル』の場合、クリスタ側の努力もあって7万円台というiPad級の価格帯で満足のいく書き心地が得られるのはあちこちで評価のある通りですが、こと文章の原稿においては力不足もいいところ。
タッチ方面にステータス限界まで振ってるからね、しかたないね。
かといって電機店のパソコンコーナーに陳列されている同価格帯はほぼceleron搭載4㎇とかいう門前払いどころか門にもたどり着けない有様。
ChromeOSに至っては日本語でDTPできるアプリが存在しない以上スタート地点にも立てません。

そういう意味では『新品を買うなら腹をくくって10万単位の出費を覚悟せよ』というか、例えば出勤中の電車の中、ゲームしないために駆け込んだカフェの席で作業をする環境を整えるためには、まず脱celeron
加えて持ち運べるサイズを要求するとお値段も跳ね上がるという、財布と実用性の間で開催される圧迫祭りど真ん中。

いや、下書き程度ならできますよ?
適当なテキストエディタに下書きをぶっこんでいく段階であれば、もちろんraytrektabくんでも付いていけるんですよ。

文章書きの観点でraytrektabを見た場合、致命的な欠陥はindesignの動作に耐えられなくなった環境だけではありません。
純正のキーボードカバーもまた、致命的な欠陥を抱えています。

まず一つ、薄さを追求するあまり、高速でタイピングしているとタッチパッド誤爆する程度にやわなこと。
入力中の文章を途中で寸断してあらぬところへカーソルがすっ飛んでいくので、気が付くととんでもねえ誤字脱字、いや誤字脱文が発生していることがよくあります。

次にキーボードカバーの構造上、どうにも固定が甘い。
物理端子で接続するという、Windowsbluetooth周りの不具合に対する対抗策を備えてはいるものの、本体そのものの重さに負けてしょっちゅう端子が外れます。

この二つの欠点のおかげでどうにも落ち着いて文章が打てない。
夏の気温に負けて熱が発散しきれないノートパソコンのキーボードの方がまだ快適とかどういうことなの。

そういうわけで、タッチペンですべてを済ませるならまだしもWindowsというOSそのものがそれに向いたつくりをしておらず、ソフトのアップデートによって環境的に苦しくなり、キーボードの作りが今一つという文章書き三重苦を抱えているraytrektab。
それでもメモリ8㎇と価格帯という点においてでかいアドバンテージを有してもいるわけですから、考えれば考えるほど文章サークルのPC選びはいばらの道ですね。

本題:文章サークル民から見たU400Sのいいところ

メモリ16㎇、i7搭載の有難み

raytrektabでアドビに苦しめられた後に触れてみると、実際U400Sは素晴らしい端末だと思います。
必要上どうしても逃れがたいアドビのアップデートにも耐えられる、推奨環境通りのメモリ容量。

indesignユーザーでも余裕ですよ、馬力が違います。

普段から16㎇のメモリをフルに使うようなユーザーばかりではありませんが、いざ入稿となったときに入港するための原稿をするソフトが動かないのではお話になりません。
推奨環境を整えておくのは精神衛生のためによろしい感じです。 小説本は想定外にメモリを食うぞ。
油断していたらフリーズするぞ。
バージョンアップ前でさえ気が付いたらページ数が二段組みで三桁に突入してメモリと戦っていた人間が言うんだ、間違いない。

アドビに置かれましてはもうちょっとメモリ的にダイエットをお願いします。

ギリギリ持ち歩けるサイズ感とキーボード

個人的な考えですが、13インチ、14インチというのは気軽に持ち歩けるサイズの上限に近いと思います。
これを持っていって例えば近所の喫茶店で作業にいそしめるか、という点では、U400Sぐらいまでなら可能であると思います。
近所のミスタードーナツへ持ち込んで開いてみましたが、店の設備の関係でWifiがつかみづらかったこと以外は文句なしです。
(田舎あるある:更新されないWifi親機)

そしてノートパソコンの利点であるキーボード。
WindowsのスクリーンキーボードはスマホiOSを使用しているとあまりに不便な代物ですが、内部配線でつながったキーボードはやはり強い。
筆が乗ってきてそれこそトンプソン機関銃みたいな勢いで指がキーボードの上を走り回って音を立てようとも、余裕でそれを受け止めてくれます。
これについてはノートパソコンであれば当たり前であるともいえるんですけどね。

重量は約1.5㎏、500mlペットボトル三本分とやや重たい部類に入るものの、リュックサックタイプのPCバッグに入れて運べばそれほど気になりません。
熱についても夜猫が試用した限りではそこまで気にならず、快適に文章を打つことができました。

筆圧対応のパネル搭載と360度回転ヒンジのコンボ

360度回転させられる構造をしているため、キーボード部分を反対向きに折りたたんでタブレットのように使えるのがこの機種の最大の特徴なわけですが、これのおかげで『大きくハイスペックになったraytrektab』みたいな使い方をすることもできます。
今でも中古で高値を記録しているvaio canvasの環境を最新に近いところまで更新できるものと考えれば、まだvaio canvasを使っている層、これに興味を持っている人には検討を勧めたい。

仮にメーカーの想定に反して(と言うとちょっと申し訳ないけど)ハイスペックでキーボードも使える液タブ的な使い方をする場合、ペンは完全に消耗品になってしまうわけですが、これについても聞いてみました。
このU400Sの付属となるペン、ばら売りこそしないものの購入者に対してはサポートを提供するとのことなので、追加購入するか修理に出す形になるのだと思います。
他にもWindows inkに対応しているペンであれば筆圧込みで使えるとのことなので、surfaceペン等を使っている人はそちらを使いまわすことも可能になるかも。

U400Sのここが惜しい

クリスタ付けてほしかったやつだこれ

メーカーの区分方針的に致し方ないことではありますが、クリスタのコードがついてれば絵描き的にも加点対象だった。
もちろん、フリーソフトのメディバンペイントなんかを使えばコードなしでも行けるのだが。
実は以前販売していたタブレットの中にも1024段階だったかの筆圧対応モデルがあったりしたのだが、グラボ非搭載の壁の前にクリエイティブ向けの宣伝と装備の対象には入れなかった模様。

正直これそっち向けても売れると思います。

ペンが電池式なのでアマゾンとの親交が深まる

単六電池を使用するタイプのペンである、というのは人によっては好まないポイントかもしれない。

というのも、この単六電池、スーパーとかコンビニではなかなかおいていないサイズなのである。
原稿修羅場まっただなかのときにふと電池切れになって電機屋へ駈け込める環境ならいいのだが、田舎の方へ行くとその電機屋というのがなかなかないのである。
郊外型店舗の困るところは車で来る前提なものだからいったん太い道へ出てしばらく走らないとたどり着けない点ですよ。

特にapple pencilなんかの充電タイプのペンに慣れている人にとっては煩わしく感じられるかもしれないが、そこは買い置きをしておくということで対処するか、アマゾンプライムを使うしかないかも。

物理的にも価格的にも重量級

アップル製品の話題が出たのでその流れでこれも触れておきたい。
iPad系列と比較するとやはり重たいのは否めないところ。
14インチというサイズも相まって、パッと持ち歩いて使うには重いと感じるかもしれない。
仮にこれの進化系モデルが出るとしたら、ワンサイズ落として13インチ級でもうちょっと軽くなってくれると大変うれしい。

価格に関して言えばこれだけの装備を備えて税込み約15万円。
三年保証を付けると18万ほど。
個人的に比較対象にしているのはraytrektabなのだが、wacom oneが五万円以下の価格帯で出てきたことを考えると価格的にためらいを感じるかもしれない。

ただ、そういう用途で使っている身としては快適な作業環境はマネーでビンタして買うものであるというのも実感する。
何しろ世の中には『動画編集のできるi7搭載の新品PCを5万円とか7万円ぐらいで』とかいう正気を疑う問い合わせが存在するので、相場を知らない人にとっては目を疑う価格だろう。

それでも使用した実感としてはこのプライスでこれはアリだと思う。
もちろんraytrektabが絵描き方面にステータス全部振ったある種の到達点であることは否定しないのだが、それ以外の点を求めざるを得ない夜猫のようなユーザーとしては、倍ほどの価格だとしても『indesign使って同人誌を作るタイプのガチユーザー』としては真面目に買い替えを考えるレベルである。

とまあこんな感じで

マウスコンピューターさんからお借りしたU400Sのレビューを終わりたいと思います。

惜しむらくはこの機種、店頭展示している店舗が少ないらしいので、もし興味を持たれた方は展示しているかどうか問い合わせてみてほしい。
ここら辺は店舗の裁量によるのか、どこで展示しているのかはちょっと把握してないらしかったのです。

個人的にはわりと真面目にraytrektabからの買い替えを考えるレベルでお勧めですけどね!
ただイベント会場に持ち込むにはでかいんだよなあ。

以上、年始早々マーライオンになったりしていた夜猫でした。

U400Sとかいうやべえやつについてレビューする前にマウスコンピューターさんの分別基準について語ろう

お前クリエイター向けじゃねえのかよ!

立て続けに書いた記事を垂れ流していくスタイルを取っている夜猫です。

何しろ年末年始に人の離脱が相次いだのとキャンペーンの終了間際にアンメルツヨコヨコのせいでマーライオンになっていたのでお許しください。

さて本題に戻りましてU400Sの話を。
そもそもこのU400S、マウスコンピューターさんの分類ではクリエイター向けモデルに分類されていません。

iPad proとペンシルをガチクリエイターが買っていったり、raytrektab系列が筆圧4桁段階対応を売りにしているのを見ると『筆圧対応=クリエイター向けモデル』という認識ができてきますが、はてこのvaio canvasめいたスペックで一般モデルとはこれいかに。
正直な話、クリスタ同梱してもおかしくないと思うんですけど。

というわけでお尋ねしてみました。

マウスコンピューターさんのクリエイター向け基準はグラボ搭載であること

担当の人にお尋ねのメールを送ってみたところ、年末の忙しい中お返事を戴けました。

なんでもマウスコンピューターさんの基準としては、『グラフィックボードを搭載していることを基準に一般モデルとの区分けがされる』ということなんだとか。
なるほど確かにマウスコンピューターさんのサイトを見ると、DAIVシリーズはどれもグラフィックボード搭載。
一方U400Sはグラボ非搭載であるので、その基準に照らせば確かに一般向けである。

嘘やろという感想しかないけど。
(ややこしいことしなければ16㎇もメモリあれば動画だいたい作れるやろ並感)

つまりその基準的にはいかに筆圧対応でペン搭載してようとも、クリスタのコードを付けて売るタイプの商品には分類されない。
いや、個人的には筆圧感知にこだわりのある人でなければ完全にクリエイター向けとして考えてもいいと思うんですけど!

まああれですね、人それぞれ会社それぞれ、基準はいろいろあるということで今回は置いておきましょう。

ただしマウスコンピューター製品で筆圧検知モデルとなるとおそらくこれが最高レベル

クリエイター向け基準ではないにしても、このU400Sが筆圧検知対応モデルの中ではトップクラスのスペックになるものだとは思います。
筆圧検知機能付きのタブレットは確か以前あったとは思うんですが、現在では販売終了している様子。
(まあ見かけたのがビックカメラのアウトレットだったのでさもありなん)
そちらのモデルはceleron搭載タイプだったので、処理能力という点ではi7とは比較するまでもないという。
(i7機とceleron機でそれぞれ動画編集するとなかなかひどい落差を実感できます)

他のクリエイター向けモデルに関して言えば、筆圧感知機能を搭載していないようなので別途ペンタブを用意する必要が。
出先(図書館やカフェ以外にも宿を含む)の環境で作業をすることを考えればなるたけ荷物は少なくしたいので、マウスコンピューター製品で考えるならこれはある意味唯一の選択肢ともいえるかも。

……これは夜猫が文章サークルであるからの感想である、ということは前提として覚えておいていただきたいです。
一連のレビューすべてに置いて言えますが、そもそも夜猫、多くのクリエイター向けパソコンが想定する『絵を描くユーザー』ではないのです。
栄光とかしまや(どちらも小説本/評論本向けプランがある印刷所)を愛用するタイプのサークルなので、えっちなマンガをコミケに出展するエチチコンロの方とはたぶん視点が重なりません。

クリスタを動かす機会があるとすればそれは表紙の原稿を作る時ぐらいであり、下手するとクリスタ使わずにメディバン使って素材とフォントでどうにかするタイプの人間です。
筆圧とか基本的にはそこまでこだわりませんし、こだわるほどの画力がありません。

そういう種類のサークル民からしてみれば、筆圧256段階もあれば十分です。
もちろんU400Sはその構成上PCゲームを動かそうとすれば不満の残るスペックですが、まあそこはそれ。
薄い本の原稿のために使う、という点だけで見れば非常にいい感じです。

クリエイター向けでなくても薄い本は作れる

おそらくマウスコンピューター製品におけるクリエイター向け基準は、たぶんに動画編集とかモデリングVRなどの『クリエイティブな作業の中でもことさらにスペックを食うやべえ奴ら』を対象に考えられている基準なんだと思います。
実際、郊外型の電機店とかで『クリエイティブな作業向け』と称して売られているものとかまさかお前それで本気でクリエイティブな作業ができると思っているのかレベルなものも多いですし、苦情を避けることを主眼に置いて考えるなら想定する条件は厳しくしておくに越したことはないでしょう。

重要なのは、こいつがアドビソフトが十分動くであろうと想像されるスペックを有している、ということです。 グラフィックボードが不要な程度でヘビーなスペックを要求する作業がこなせる、という点なのです。

これは『今からクリエイター向けのパソコンを買うつもりでいる』人にはいつだって言いたいのですが、グラボが必須とは限らないのです。
あなたがネトゲジャンルの民で、あるいはパソコン版が発売されたコンシューマゲームジャンルの民で、それをプレイするためにグラボが必須だというならともかく、そうでもないが同人誌を作るためにクリエイター向けパソコンを買おうというならまずグラボについてはちょっと待ってほしいのです。

いや、そのグラボがあるから新しいジャンルにハマれたということもありうるので、予算に応じてパージしても大丈夫なパーツだということだけ覚えておいてください。

そういう意味では、毎度レビューさせていただいているひいき目抜きにしても、マウスコンピューター製品の拡張性は夜猫大好きです。

とりあえずi7、ちょっと予算落としてi5でも買っておけば、大半の商品はメモリの増設が効くのはよいことです。
アドビが無茶苦茶なスペック要求出してきても、クリエイター向けパソコン以外でも対応が効く。

同人誌を出す人ならマウスコンピューター製品は検討の価値ありです、たぶんraytrektab同等に。

話が逸れた

話が逸れましたが、ともあれクリエイティブ向けカテゴリーに入っていないU400Sでも傾向によっては十分にクリエイティブな作業ができる、ということを語りたかったのです。

特に夜猫のような、絵は描けない/描かないが文章は書く、絵はメインではない、というタイプの人の場合、クリエイター向けパソコン以外のカテゴリーを見てみることも必要である、というか。

でも個人的にはクリスタつけて売ってもいいと思うの、U400S。

だんだん管を巻く酔っぱらいみたいになってきたので、次の記事では真面目にレビューを書きたいと思います。

マウスコンピューターのU400Sがやべえからまず初手の感想を垂れ流すところから始める

今レビューキャンペーンやってるからお借りしたけどそういう点を抜きにしてもやべえから聞いてほしい

前略、このブログの記事を読んでくださっている皆様。
年末年始に差し掛かり、当ブログでもバナーを張らせていただいているマウスコンピューターさんから『レビューキャンペーンやるからどんどん参加してほしいんやで』というメールが届いてしばらく経ちました。
それに乗じて現在一台お借りして使っているんですけれども、これがいろいろヤバいので『脳みそいろいろ通す前に話すオタクによくあるノリ』で記事第一弾を書いています。

振り返れば約一年前、『raytrektabがメモリ8㎇積んで帰ってきた!』と乙事主めいた勢いでドスパラでraytrektabを購入。
しかしてやっぱりceleronceleronだったり、純正キーボードのあまりにも、あまりにもな使い勝手に頭を抱えたりしながらお付き合いをしてまいりました。

もちろんraytrektabの描き心地が唯一無二のものであること、液タブ的に使える強みに異論があるわけではございません。
いかに8㎇積んでてもceleronが動画編集中にしょっちゅう即堕ち二コマみたいなことになるのはしょうがないです。
レビューキャンペーンに参加するようになってハイスペックPCを触ってきた自分の感覚が若干ぜいたくになっているのも否定しません。
adobeが要求スペックを跳ね上げたりしたことは一ユーザーとメーカーサイドではどうにもできません。
小さい本体に一杯詰め込むのは技術がいるし、パーツもお値段が上がるのです。
お手頃なお値段でドのつくハイスペックパソコンが欲しいというなら、まずは秋葉原に通えるところに住んでジャンクパーツを集めるところから始めなきゃならんのです。

携帯性とスペックを両立しようとすると、どうしてもマネーが必要。
Let's noteやVaioシリーズがいろいろ盛った結果20万を超えるのは、パーツと技術にそれだけ投資しているという表れ。

そんなことを実感していた夜猫ですが、この度マウスコンピューターさんからお借りしたやべぇ端末に物欲とお財布がぐらぐらしています。

U400Sとかいうやべえやつ

U400S。 それは14インチのボディに360度回転ヒンジを備えた、マウスコンピューターさんが最近売っているノートパソコンです。
ビックカメラでも買えます。

↑こんなの。

さて上のリンクを兼ねた画像を見ていただければお分かりの通り、こいつはペン付きのモデルです。
ペン付き。

レビューキャンペーンのメールが来た時にふとページを開いた夜猫の目に留まったのはこれでした。

ペンがついている、ということはもしやお前さん筆圧対応モデルなのでは?

と思って読み進めると案の定256段階の筆圧対応。
360度回転ヒンジのおかげでタブレットのような形にして使うこともでき、持ち歩きもかなうサイズ感。
コアi7メモリ16㎇、SSD512GB搭載。

えっなにこれヤバいんじゃね?

完全にraytrektab10インチモデルの上位互換狙えるじゃねえの

その昔、vaioシリーズにcanvasというモデルがありました。
今でも中古で平気で15万円越えの値段で出品される程度には人気らしい、筆圧感知機能付きのモデルです。
これもまたU400Sと同様256段階の筆圧対応。

つまり4桁段階の筆圧を必要としないタイプの人ならvaio canvasを最新スペックに近いものにしたモデルがお手頃に手に入るということでは?

raytrektabと比べるとさすがに持ち歩くときにはカバンに一考の余地ありなサイズ感をしているものの、正直文章書きとしてはむしろこっちの方が買いなのでは?

いや、お値段が倍ほどにはなるけども!
しかし快適な作業環境はマネーで殴って買うものですと身をもって知っているだろう夜猫お前! (動画編集で何度もソフトをクラッシュさせた苦悩の記憶)

もうね、物欲がここでもりもり活力を取り戻してきます。

メモリ16㎇でi7で筆圧対応。
ああもう少し早く世に出てくれていればraytrektab10インチと真面目に比較を検討したのにお前。 4桁筆圧を必要としないタイプの絵を描く人ならむしろこっちの方が持ち歩き可能で快適な作業環境を提供してくれるじゃないかお前。 ていうか夜猫の場合はこっちの方が間違いなく快適やないかお前。

もう大の字になるしかありません。

しかもこれでマウスコンピューターさん的にはクリエイター向けモデルとして作ってないっていうんだからもう頭おかしくなりそうですよ。
マウスコンピューターさんにはDAIVというクリエイター向けカテゴリーがあるが、U400Sはここに入っていない)
(これに関してはちゃんと理由があります)

これ以上書き連ねるともう語彙力禿げ散らかしたオタク丸出しになってしまうのでここでいったん区切りまして、別の記事にて細かいレビューをしていこうと思います。

ちくしょうなんでこんなレビュー書きまくりたいときに私は仕事で忙殺された末にアンメルツヨコヨコでマーライオンになってんだ。

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