猫は夜歩く。

地方住まいのゲーム好きオタ♀がつらつら。アトラス的なお仕事したい。

パソコンガチユーザーにはむしろChromebookは辛いかもしれないが、ライトユーザーならこれで十分なのかもしれない ~Chromebook使ってみた~

(差異については)考えるな、感じろ

どうも、やっぱりキーボードが恋しい夜猫です。
小説本を出すような同人サークル参加者にとってはやはりキーボードは心の友。
というかMicrosoft wordの顎下にアッパーを決めたくなるようなルビ周りのウンコ仕様に見切りをつけた身としては、やはり同人誌の原稿はパソコンでindesign使ってやるに限るという気持ちがあったりするわけです。

キーボードが快適なUMPCとかほしい。

さて前回の記事で『動画を作って投稿する』という使い方に重点を置いてレビューを書いたわけですが、今回はパソコンガチユーザー、いわゆるDTP、薄い本の原稿を作る用途で使っているユーザーとして使ってみた感想を書きたいと思います。
つまりアレです、ネットサーフィンとか以外で『ヘビーに使い込んでキーボードをテカらせる』タイプのユーザーとしての意見ですね。
Linuxについてはサーバー管理とかの仕事はしていないので割愛します。

まずChromebookというのは実質androidです。
キーボードがついてパソコンめいた外観になったandroidです。
出来ることを基準に見るとだいたいそんな感じになるのです。

そんななので『今までandroidスマホしか使ったことないです』という層が気軽にパソコンめいたものに手を出すには最適っぽい感じはします。

もちろん、パソコンというにはあまりにも我々の知るパソコンと差異があるわけですが。

そもそも夜猫がなぜキーボードというものを欲するかと言いますと、ひとえに薄い本の原稿作業をするためです。
それでなくても某サイトに投稿する文章を打っていたりするわけですが、この手の原稿を音声入力で打てと言われると『無理です』と横っ面を張り倒しながら答えるしかありません。

何が悲しゅうてえっちな原稿を音声入力せねばならんのかと。
何の拷問だよフリガナ必須の技名(※技名の字面とフリガナが一致しているとは限りません)を一文字ずつ区切ったり削除したりしながら音声入力するって。

もちろんスマホで原稿を書くということもできるのですが、そこはそれ。
最終的にDTPソフトに流し込む上での利便性はあまりよくありませんので、できればコピペ一発で済むパソコン上で下書きから清書までやってしまいたいわけです。

Chromebookの中でも新しいモデルのものはAndroidアプリを動かせる環境を備えているわけですが、だからと言ってこれがすべてを解決してくれるとは限りません。
ゲームもできる、動画編集もできる。
しかしそれは『それらをスマホでやる層がある程度存在する』『スマホのサイズでも可能なこど』だから可能になっているのであって、つまりある程度の画面を必要とするためにスマホ向けアプリが充実していないジャンルの作業には向いていないのです。

その最たる例がDTP、つまり『テキスト主体の同人誌の原稿をガチで作る作業』だと夜猫は個人的に思っています。

え?
DTP用アプリ、ストアにあるじゃん、ですか?

そうなんです、あるにはあるんです。
日本語の縦書き原稿に対応していないという致命的な問題を抱えているだけで。

日本語で薄い本の原稿を書くにはあまり向かない

同人誌を出すタイプのガチユーザーには向かない点がこれですね。
同人誌を出さない層のために説明しますと、Adobe indesignは同人誌作る人が使うDTPソフトの中でも突出してよく使われているソフトです。
文章を書くならWordとかでいいじゃん、と思われるかもしれませんが、あのソフトは『ルビを入れると行と行の間の幅が広がる』という度し難いクソ仕様を抱えておりまして、あれで作ったルビ入り原稿は見栄えが非常に、非ッッッッッッッ常-------に!悪いのです。
その他にも文字の幅が勝手に広がる、フォント周りの設定など『いじればどうにかなるけどその辺の設定を毎回いじる必要がある』など、同人誌の原稿を書くには最低ラインをぶっちぎりで下回る使い勝手、論外どころか候補リストに入れる価値もない惨憺たるブツなのです。
これが一太郎になるとようやくまっとうな原稿ができるようになり、indesignになると動作環境こそ要求されるものの(PDFの出力設定の細かさとかも手伝って)一番安心して入稿できる原稿ファイルを作れるわけですね。

で。
iOSにはそれ用の素敵なアプリが存在するのですが、androidのアプリストアには日本語環境向けのその筋のアプリがありません。
なので起動と動作の早いOSでありながら、ワンストップの環境で原稿をしたい同人サークル民のガチな用途にはあまり向かないんですよね、Chromebook
マイクロソフトがその辺を改善するとはまったくもって期待できないので(wordが登場して何年経つやら)、そういう用途のガチなユーザーにはあまり向かないと言えます。

データを大量に扱う人には向かない

ChromebookがブラウザベースのOSでandroidの親戚みたいなものである以上、そういう使い方は想定されていないともいえるかもしれませんが、データを大量に保存する人には向きません。
というか、Googleのストレージサービスと連携するのが前提なのもあるでしょうが、保存容量がスマホのそれとほぼ同等。
eMMC64GBとかが関の山です。
もちろんものによってはSDカードに対応もしているんですが、本体の外観からパソコン並みの容量を期待すると盛大にコケます。
というか近頃のスマホでも容量512GBとか128GBとかうたってるようなハードの価格帯で64GBは人によっては怒るのでは。

スマホの延長線だから、といえばそれはそうなのかもしれませんが、オフライン、あるいは電波状況の悪いところで使うデータを大量に持ち歩きたい人には不向きです。

ちなみに、外付けHDDも対応していなかったりするようなので、ポータブルHDDとかで補うのにも注意が必要です。

カスタマイズ性が低い

外付けHDDもそうなのですが、外部機器を使った機能拡張が弱いのもガチユーザー的には困りもの。
というか、おそらく物理的な構造の実態もだいたいスマホに近しいんじゃないでしょうか、あれ。
intel入ってる系のChromebookももちろんあるにはあるのですが、買って後からメモリ増設とか保存領域を増やす、というカスタマイズを施せるかどうかは……うん。
絶望的ってやつではないでしょうか。

前回の記事でも書いた通りキャプチャアプリ周りが不安定で、加えて外部音声入りの録画しかできないというのも困りどころ。
この辺をアプリで解決しようにも、動く動かないの(おそらくものによってはスマホに積んでいないintelなんかのパーツを使っている関係で)個体差がある様子。
これに関してはアプリ製作者の対応待ちとなるわけですが、androidのアプリって割とストアに出すのが簡単らしく、個人開発と思しいものはいったいどこまで対応されるやら。 いかんせんOSそのものがそこまでメジャーなものではない、これからメジャーになるかもしれない状況下のため、そこらへんが落ち着くにはしばらく時間がかかるかもしれません。

ていうか、夜猫初体験ですよ、使用してるパーツの関係でソフトが動かないとかいうの。
そんなことあるんですねえ。

総じてガチユーザーにはつらいけどライトユーザーにはお手頃価格で買えて良きかも

家電量販店に一つのコーナーを獲得するという、ガジェット興味ない人でも目に留めそうという意味では一つのスタート地点に立った感じのするChromebook
ただやっぱりまだスタート地点レベルということで、ある程度以上の本格的な用途で使う人には厳しめかもしれません。
androidアプリを使えるようにしたことで、詳しくない人から見るとandroidとの境界線が余計にあやふやになってしまった気もします。

しかしWindowsパソコンほどOSアップデートに伴う不具合(あるいはOSそのものが悪さをする問題)に悩まされることもないし、アップデートのたびに数十GBの容量を食われるような悲劇もないわけで。
ついでに言えば一般的に売ってるやつだとメモリが少なすぎるとかCPUがよわよわだとか、使ってるソフトの要求条件がドンドコ跳ね上がるみたいなこともandroid的には少なそうなわけで。

そういう意味では、お手頃価格でシンプルな機能の端末を使いたい、というライトな層には意外と刺さるアイテムになるかもしれません。

Windowsにおかれましてはもっとこう、ダイエットというかメモリバカ食いと強制アップデートをやめるとかしないとヤバいかもしれませんね。

以上、ガチ目に使い込もうとしてひっかかった夜猫でした。

Chromebookでゆっくり実況って作れるんですかねという疑問とその回答~Chromebook使ってみた1~

スマホでは出来んこともない。

生声を使いたくない系動画投稿者、夜猫です。
何となく生声系実況者も見ません。
(対面でオタクトークしてるときのオタクムーブには耐えられるけどゲーム実況の生声はむしろ実況音声の方が邪魔に感じてしまうタイプ)
今日はちょっと動画編集と端末にまつわるレビューネタをお届けしたいと思います。

なお今回の記事はZenfoneやRogPhoneでおなじみASUSさんからお借りした端末ASUS Chromebook C523NAをもとに構成されています。
その辺を念頭に置いてお読みください。

さて世にいうゆっくり実況動画、つまり棒読みちゃんsoftalkに代表されるAquestalk系の合成音声を使用した動画がパソコンを持っていなくても作れる、というのはその筋の人ならご存じだと思います。

というのも、世の中にはやはりニーズがあるもの。
動画編集ソフト、Aquestalkを利用した読み上げアプリという『ゆっくり』な動画を作るために必要なものがアンドロイドにもiOSにもちゃんと存在するからです。
実際、音程をいじったカスタムボイスにこだわりでもしない限りスマホゲームの実況を取って出しで作るにはその方が早いというのが実感。
わざわざGoogle Photoやらなんやらを通してファイルのやり取りをする手間がいるというのは意外とモチベーションを低下させますし、下手すると低スペックのパソコンよりスムーズに動画が進んだりしますからね。

そんな諸事情もあってか、スマホしかもっていない、PCを使ったことがないという人が多い世代の動画投稿者の中には、スマホ一本で動画を作ってアップロードしている人も珍しくないとかなんとか。

ちなみに夜猫はスマホ一本でやったことはないです。
どうしてもAquestalk系読み上げアプリの出力音声が普段パソコンで使っているのと違っちゃうので……。

Chromebookとかいう第三のOSの話をしよう

第三のビールみたいな言い方をしましたが、体感ではそこまでまだメジャーになれていない印象。

近頃ビックカメラとかヨドバシカメラのような大型家電量販店のパソコンコーナーに新しいカテゴリのコーナーができました。
Apple製品のコーナー、Windows関係のコーナーに隣接するようにして小さいながらも領域を確保し始めたそのカテゴリの名を、Chromebookと言います。
Chromebookという名前からお察しの方もいると思いますが、これ、Googleが作った『タブレットからパソコンまで』幅広くカバーできることが売りのOSが入ったタブレットやノートパソコンを指します。
ざっくり大雑把に言いますと、『ブラウザのChromeをベースに、Chrome拡張機能でいろいろ賄おう』という趣旨のOS。
ついでにデータの保存は全部Googleドライブにしてユーザーをロックインしてしまおうという大人の汚い目論見がおっと誰か来たようだ。

その性能上スマホ同様常にオンラインであることを前提にしていまして、オフラインになると途端にゲロ弱OSと化してしまうイメージのあったこのOS。
何しろその趣旨からお察しの通り『Chrome拡張機能でできないことはどう頑張っても無理でござる』というある意味男らしい仕様なもので、同じGoogleandroidと比べてさえ比較対象にする意味がないというか、うん。

なんかこう、夜猫個人の印象で申し上げますと、

スティックPC(テレビの端子にぶっ指して使うUSBメモリを巨大化させたみたいなやつ)で出先で緊急避難的にGoogleドライブ内のドキュメントファイルをいじれたら御の字

という印象だったわけです。

Chromebookandroidみたいになる

さてそのChromeOS、近頃発売された機種では新しい機能が使えるようになりました。
同じGoogleスマホ向けOSであるandroidアプリが動かせるようになったのです。
実質的に『androidの兄弟みたいなのを積んだノートパソコン』が爆誕したわけですね。

androidの兄弟みたいなものなのでスマホしか使ったことのない人のパソコン入門機としても使える。
スマホのキーボードが嫌いだという物理キーボードユーザーにとってはより長文を打ちやすい環境に。

さてここでゆっくり実況なんかを作っている人には興味がわくかもしれないポイントが一つ。

Chromebookでゲームのゆっくり実況作れたら便利そうじゃね?』

結論から言えば出来ないわけではないです。

出来上がった動画はこちら。

www.youtube.com

若干相性問題がある

出来る、と断言できないのにはいささか理由がありまして。
どうもChromebook、アプリの動作が安定しないことがあるようなんですね。
動画を作る、という一点においての話になりますが、例えばスクリーンレコーダー系のアプリ。
いろいろインストールしてみたものの、ほとんどのものがまっとうに機能しませんでした。
動画中でも言っていますが唯一動いたのがGoogle Play ゲームの録画機能で、試したアプリがFGOなせいで若干重たいことを除けばきれいに録画してくれました。

ツイッターなんかを見る限り動画編集ソフトもパーツの相性のせいか動作が怪しかったりするようで。
こればっかりは自分のハードに合うかどうかテストの上で使うようにしないといけない気がします。

あと惜しむらくは内部音声のみの録音ができないこともゆっくり系動画投稿者にとってはマイナスポイントでしょうか。
そもそもandroidの親戚である以上予想される欠点ではあるんですが、ノートパソコンライクな形状からそこら辺に期待すると痛い目を見ることになります。
androidがゲームユーザー的によろしくないOSであるというのはFGOプレイヤーのプレイ漫画とか見てると出てくる話題だったり。
 ハード構成が多種多様なせいで最適化が難しいのか?
 プレイ画面を録画しようとするとごく一部の例外機種を除いてマイク経由での録音になるため周囲の雑音が入ってしまうので実況したいならiOSのほうが強い)

大画面で推しの動きに酔いしれたい、という欲求を満たすにはノートパソコン並みの大画面は向いているだけに、非常に惜しい感じだった。

ASUSさんがその辺のアップデートをしてくださることに期待。

といったところでいったん記事を切りまして、普通のノートパソコンとしての使い心地には別の記事で触れたいと思います。

今回お借りした商品は↓

三連休に都内にインする暴挙を犯すついでにraytrektabの新モデルの話聞いてきた

冬のコミケぐらいでイベントお目見えの気配がする……

どうも、最近iPad mini4のカバーをキーボードなしのものに変えた夜猫です。 というのもぶっちゃけ壊れたからなんですが。
実際のところ、外付けキーボードを使おうがソフトキーボードを使おうが、ブラインドタッチしてる時と大差ない速度で打ててしまうことに気付いたんですわ……

あとは単純に画面スクロールすれば解決することが多いというか、こうしてブラウザからブログを書くくらいなら普通のカバーの方が安いね?という結論に落ち着きました。

ありがとうベルキンのキーボードカバー。
使い勝手、よかったよ。

磁石が強すぎてしょっちゅうクレジットカードをダメにしたことを除けばだけど……

raytrektabってなんぞや

パソコンメーカーのDosparaさんが出しているクリエイター向けモデル、Raytrekシリーズ。
その中の一つに恐ろしく描きやすいことでその筋では有名なraytrektabというものがあります。

  • 近頃では珍しい8インチ
  • 電磁誘導式で筆圧感知付き、文字通り紙に描いているが如しのwacom仕込みの書き味
  • 充電不要のタッチペン

これだけ揃ってなんとお値段5万円以下というコスパモンスター。

ただこのモデル、メモリ4gbという安価なお値段ゆえの悲しみを背負っていて、ストレージもeMMC64gbしかありません。
絵描き方面にスペックを全振りしてしまっているためその他のことに関してはスペックに難ありとも言われており、書き味に関してはお値段以上、それ以外に関しては高望み厳禁の特化型マシンといった感じです。

さてこのraytrektab、今年中に新型発売と言われつつ、公式からはうんともすんとも音沙汰がありません。
それどころかイベント出店の事前案内もない……もうちょっとしっかりして公式。
ともかく今回所用で都内に遠征したらビッグサイトで出店していると聞きつけて、行ってきました東5ホール画材ブース。
そしたらいろいろお話が聞けたので、ちょっと動画にしてみました。

www.youtube.com

今回ですね、Hachiっていうツールを使ってみました。
SCP動画をよく見る人ならご存知かもしれない。
Aviutlベースで動画を作る系の一種です。
ある程度知識があれば準備を整え次第非常に楽にこの手のトーク動画を作ることが出来るんですが、結構癖が強いんですよねえ……。
いや、単純に夜猫の理解とか使い方に問題があるのかもしれませんが、配布サイトがとっ散らかってるんですわ……。
ついでにいうと開発終了だか休止だかしてるっぽいという。

前景画像、みたいな単語に心当たりがあって動画を作ってみたいって方は一度使ってみてもいいかも。

シナリオ読込型クリエイションツールHachi - PukiWiki

なお動画内でも申し上げましたが、夜猫はraytrek新型の発売情報を心待ちにしております。

【悲報】マイクロソフト、最強最悪のアフィカスと化し個人設定を売り始める【知ってた】

割と真面目に最強のアフィカスマシンと化したWindowsから自衛する方法を探す

どうも、社内アウトソーシングシステムのあおりで放送設備からしょっちゅう名前が流れるようになってしまった夜猫です。
タイトルは誤字じゃないのでもう少しお付き合いください。

というのも、世の中そろそろ玩具コーナーには在庫の案内が出始める時期。
クリスマス直前になると自社の他店舗から在庫をもらうこともできなくなる(※自分とこにくるお客様を捌けなくなるから)ため、そろそろクリスマスプレゼントの予約準備とかを用意し始める頃合い。

夜猫の職場も小売り接客業ですから冬のボーナス商戦から逃れられるわけもなく、結果として内線および放送設備でしょっちゅう呼び出されているわけです。
いや持ち場に電話かけてくれよと思わなくもないんですが、外線受ける方でいっぱいいっぱいらしいんですよねこれが。
ともかくも、この社内アウトソーシングシステムは稼働後初めてのクリスマスを迎えるわけで、裏方がどれだけ『ひぎぃ!』な目に遭わされるか今から不安でいっぱいです。

さてそんな時期になると当然、というかまあ大体年中そうなんですけれども、グーグルの検索結果を汚しに来るのがいわゆるアフィカスの皆さま。
某企業から出禁使命を食らった有名ブログはもちろんのこと、ツイッター2chこと現5chのスレッドを都合のいい感じにコピペ編集しただけのfc2とかライブドアあたりのブログなんかが元気に検索対策を仕掛けて必要な情報を見つからなくしてくるわけです。

いいか!
今我々に必要なのはそういうスレのコピペとか数行ごとに大量に挟まれるカエレバリンクじゃねえんだよ!!
我々に必要なのは!
公式の、販売元の情報ページなんだよボケェ!!

【以下の猫の罵倒はボニートの手により削除されました】
(誰だよボニートって)

問い合わせを受けた商品の謎の仕様に悩まされながらも気を取り直して。
自称ノマド、別名根無し草の設備寄生虫のアフィカス諸氏にとって、いかにコンバージョン、つまり売り上げに繋げるかというのはエブリデイ喫緊の課題。
例えばゲームアプリの広告だと、クリックするだけではだめでインストールしてチュートリアルとか一定のところまでプレイされて初めて売り上げになるのだそうな。
世に言うリセマラ地点まで到達してようやく、って感じですかね?

正直な話、うっかりこの手の広告記事とか攻略記事を踏んでしまった場合、興味が出ても夜猫はページ内のリンクとか踏みません。
一旦ブラウザを閉じて、ストアアプリを開いて探します。

人の検索邪魔しといてさらに金をとろうとはふてえ野郎だというお気持ちです。

気が付いたらLINEが勝手にインストールされてるんですけどこの【以下罵倒につき削除】

そんなアフィカス諸氏とユーザーの苦闘をよそに、ユーザーの個人情報どころか個人設定を売り払っている企業があるわけです。

ええ、言わずと知れたWindowsの提供元、マイクソソフトことマイクロソフトです。

【Windows 10】「勝手にLINEがインストールされていた」の声が増加中(2018年11月11日) | LINEの仕組み

そもそもWindowsは欠陥とクソ仕様の多いOSだというのはユーザーならわりとご存知の方も多いかと思います。
近頃だとbluetoothキーボードが繋がらなくなる、あるいは繋がってもカップラーメンもできないうちに切断され再接続が出来ない、何度デバイスを削除してやり直してもダメになるというクソ以外の何物でもないアップデートが配信されました。
愛機t90chiはその仕様上キーボードはbluetooth接続以外使えないので、ググってアップデートそのものを止めることに。
Windows10mobleもさることながら、本当に技術的に劣化しまくりだなあと思っていたら、近頃ではどうやら個人情報ではなく個人設定を売る方向にシフトしたようです。

ああうん、確かに個人情報盗みまくりのデフォルト設定で10の仕様は非難されまくりだよね。
個人情報の保護に敏感な人は基本的にコルタナその他をオフにするのが常識化したよね。
コルタナをアンインストールできるようにしろって要望もあったし、あちこちの企業との音声入力デバイスとしての連携計画もだいたい潰れてるよね。

だからと言って個人設定を売る方にシフトするとは思わなかったよ……

これがシェア率の高いOSの数に任せた暴力という奴か。

個人情報を取って売ったら怒られるなら個人設定を売ればいいじゃない、という斜め下でアクロバット飛行するような発想

そのままボナン墜ちルートでお願いします。
(※ボナン墜ちとは:エールフランス447便の墜落事故を指す。
副操縦士のボナン氏が機体の速度が落ちているにもかかわらず機首を上げて減速し続けたのが原因)

世の中のサービスというものは基本『自社の売り上げを伸ばすための経費』として存在します。
例えばポイントカードをお持ちなら送料無料とか、接客そのもの自体商品を売って売り上げをげっちゅ!するためのものなわけですな。
もっといや30分以内にご連絡します、みたいなあれも迅速なレスポンスでお客様を待たせず気分よくサービスをご利用いただいて結果売り上げが出るための仕組みだったりするわけです。

ここでWindows10のメニューを見てみましょう。

Windows10のメニューは広告欄も兼ねていて、おすすめアプリ、みたいなものがしれっと普段使いのソフトに紛れてタイル表示されています。
これもマイクロソフトが売り上げを伸ばすための広告画面なわけで、例えば

『ユーザーが絶対開く場所に広告出しまっせ、広告ブロックされないミラクルな位置でっせぐへへ』
(※ただしユーザー設定で消せる)

とスケベ面したマイクロソフトが言い、ストアに出店している開発元はお金を払ってその位置に広告を出します。
この広告費用はハードの買い替えの進まないような時期でもゲットできる売り上げなわけですね。

これを邪悪な意味で一歩前に進めるとどうなるか。

本来アプリだのソフトだのは、ユーザーが必要だからインストールするものなわけです。

普段使わない人がわざわざOfficeを買うかと言えば買いません。
ゲームの実況に興味がない人がTwitchを入れるかと言えば入れません。

ところがマイクロソフトの場合OSを握ってるわけですから、そんなもん勝手にインストールしちゃえばいいじゃんという論法が取れます。
倫理的にどうかはさておき、いや倫理観なんてないのは勝手にインストールしてる時点で明らかですけどね。

つまり、Officeインストール済みのぼったくり価格でsurface goを売るのと同じように、ユーザーの個人設定をユーザー自身がいじれないレベルで売って、勝手にインストールして勝手に起動するように設定すればお金儲け放題。
LINEは入力内容泥棒し放題で両者にっこり。
そういうクソみたいな商売をやり始めた、というのが今回の流れのようです。

お金いくら受け取ったんでしょうね?
それともその辺をクソ韓国人どもが握っているのですかね?

やっぱりWindowsは中古で7か8.1を買ってオフラインで運用するのが最強なのでは(マイクロソフトSAN値チェック失敗)

警察みたいな公共性の高いところ、機密性の高いところは入力内容を勝手に韓国のサーバーへ全送信&全保存するLINEは機密上の理由で使用禁止。
でもOS側が勝手にその辺の設定を売り払っちゃったため、ユーザーは大至急設定をいじるか、すでにインストールされてしまったものはアンインストールするしかなさそうです。

自衛策として何が出来るんだろう

1.Pro版を買う

一番最初に思いつくのはこれです。
一般的に売られているHOME版ではアップデートを止める設定を出せないように作られているため、真っ当な手段でこれを止めようと思えばPRO版一択。
しかしこれはある意味不完全な解決策で、PRO版でもアップデートを止められないようなシステムが追加されてしまえば追加のお金が無駄になります。

何よりそんなくそOSに追加でお金出したくないですしね。

そういう意味ではsurfaceシリーズは論外です。
チップレベルでなんか仕込んでそう。

1-2.中古でPRO版を探す

ドスパラさんがやっているリノベーションPCとかでPro版搭載の中古機を買う、というのもアリかな。
リノベーションPCというのはドスパラさんが売っている『中古パソコンの再生品』みたいなもの。
リース上がりだったり中古で買い取ったりジャンク品を引き取ったやつに新品のグラボとかを乗せたもの。
ゲーミングPCを安く手に入れたい人をターゲットにした商品で、ライセンス的には問題ないらしい。

買い換えを考えているのならこれで安くハイスペックなのを狙ってみるのもアリか?

1-3.中古で8.1の端末を買ってきてごにょごにょする

プロダクトキーがな、ここにあるじゃろ? それでな、ここにUSBメモリーが(以下伏字)

2.もろもろの設定で自衛する

まずそもそもの話として、マイクロソフトはOS単位の仕様を握っているので、こまめにやる必要がある対処法になるわけですが。
役にも立たねえストアの設定から自動更新その他は全てオフにし、その筋の記事をググってOSそのものの自動更新を随時オフにする、というやつ。

面倒くさいことこの上ないですが、マイクロソフトが絶対に自前で個人情報盗む機能仕込むマンと化している以上、こまめに対処法を調べて解決するしかなさげ。

ここでこまめに調べる、と書いたのは、勝手に個人設定を変更するというクソ仕様の関係上、マイクロソフトが更新に同意する設定に勝手に変えるため。
おまけにその都度対処法が変わるので、その都度ググって新しい情報を調べるのがよさそうです。

今回ググって出てきたのはこの記事でした。

新しい「Windows 10 更新アシスタント」の実行阻止と再実行防止(完全版) | Solomonレビュー[redémarrage]

3.根本的解決策としてWindowsを卒業する

ゲーマーにはつらい選択肢になりますが、ここでappleユーザーになるというのも一つの手。
問題はゲームだの周辺機器だのの選択肢が少ないことと、スペック的なあれやこれや。 ただ個人情報の保護回りに関してはマイクロソフトよりはよっぽどしっかりしているわけで。 折しも新型のマシンが発表された後なので、旧型機種の認定整備品あたりの値下がり品を狙ってデビューしてみるのも一つの手かもしれません。

ChromeOSとかさらにいろいろ限られてくるので、今回は検討の対象外とします。
あとどうしてもiOSAndroidだと機能的に追いつけない部分が多すぎるのでこの辺も対象外。

うーん、悩ましい。

こまめな自衛を忘れない心でありたい

OSそのものが個人情報どころか個人設定を盗んで好き勝手している以上、自衛の心は忘れずにいたい。
そのうち気付いたら勝手にofficeで有料サブスクリプションさせられてても驚きませんよ?今の状態は。

という感じで、ざっくり自分の道具と個人情報、個人設定を守りたい猫の戯れ言でしたとさ。

内蔵グラフィックボードの苦労が偲ばれる今日この頃、i-classのradeonが頼もしく見えてくる話

専門部署を増やせないなら俺がガンダムになるしかない

どうも夜猫です。
近頃客もどきとのトラブルをきっかけに配置転換になりました。
上司の八つ当たり込みの配置転換でしたが業績アップのために試験的に設けられた新役職、もとい専門担当者として文字通り駆け回る今日この頃、気が付くと職場で上から二番目に偉い人直通の電話を持たされていました。

コワイ!!
夜猫がJRS(上司リアリティショック/普段かかわりのないレベルの上司から直で仕事が来ることによるショック)に陥ったらどうするんですか!?
実際別の人まで直電かけてくるからこの回線は呪われているのでは?

ていうかですね、非正規の平スタッフが上から二番目に偉い人の直通の番号なんぞ知るわけがないですボス!!
知っている理由以前に必要性からすでにないレベルですボス!!
なんかご用があるからかけてこいとのことでしたが、夜猫はそちらの番号を存じ上げませんし内線のリストに載ってないのでダイレクトお邪魔しますもしょうがないんですボス!!

……とまあ、近頃のリアル生活の話をさせていただきましたが、職場に人手が足りない様というのは実際普通のパソコンで高度な処理能力を要求するゲームをやるのに似ていると言えます。
できないとは言いませんし出来うるとも言えるかもしれませんが、内部的には非常にドタバタフル回転せねばならない、という意味で。

なぜグラフィックに別パーツが必要なのか

そもそもの話として、ゲーミングパソコンと普通のパソコンの間にある明確な違いは『グラフィック専用パーツの有無』であると言えます。
Geforceなんちゃらというパーツがメジャーというか、世の中に存在するゲーミング系の、あるいは高度なグラフィック処理を行うためのパソコンには大体こいつが入っています。

このパーツを積んでいるのといないのとでは、グラフィックに関する処理能力はウサギと亀どころかウサギとウサイン・ボルトぐらいの違いがあるわけです。

なんでそんなもんを積む必要が?そんなものなくてもメモリをごっつり積んでおけば実際大体のことはどうにかなるのでは?

と思われるかもしれない。
実際夜猫もいくつかのゲーミングPCやハイスペックノートなんかを触らせていただいた過程で体得というか理解をするまでは、その理由を理解できませんでした。
ありていに言うと、メモリをばちこりと積んでいてもグラフィックボードのないPCと、メモリはそこそこだけどグラフィックボードを積んでいるPCだと後者に軍配が上がる程度には処理能力に違いが出るもの、それがグラフィックボードなのです。

なぜなのか。

その理由を例えて言うなら、『プロを迎えた専門の部署/デスクを新しく作ったに等しい』という感じになるかと思います。

こんにゃくはこんにゃくイモから出来ていますがイモなら何でもいいわけではありません

上で夜猫の日常生活の愚痴を書いたりしましたが、商売をする組織を例にしてみましょう。
たとえばグラフィックボードを積んでいないゲームで必要スペックに古いグラボが含まれるようなソフトを動かす、というのは、例えばレジを叩きつつ商品を品出ししながら美しく陳列するようなもの。
できないことはないですが、お客さん(処理量)が増えてくるとスタッフ(CPU)のやることが増えて処理が重くなったり処理落ちしたりします。
ときとしてやろうとしたそばからシステムがフリーズする、なんて事態にもなります。

ここで商品の陳列とか品出し専門のスタッフ(グラフィックボード)を入れてみましょう。
商品を出したり陳列したりする手間が減る(ぐらふぃく関連の処理はグラフィックボードがしてくれる)ので、レジのスタッフ(メモリ)に余裕が増えます。
専門家がやってくれるので、兼業するより綺麗に処理できて、おまけに自分たちの作業に専念できる。

まあそんな感じなのです。
どっちもパソコンのパーツで処理を司る部分ですが、パーツだからと言って何でもいいわけではないのです。

デスクが増える、ということは

ただ専門のチームを作る、つまりグラフィックボードというパーツを新しく入れる以上、どうしてもマシンの体積は増えます。
画像検索すれば一発でわかりますが、パワーのあるパーツほどごつくてデカくて電気を食う。
結果電源パーツが大型化したり通気性を確保したりなんやかんやで全体の体積が増えて、フルタワー型、なんていうゴツイブツが生まれ出ると。

さてここでLEVEL-Iの薄さを見てみよう。

この薄さをどうやって作っているのかというと、使っているグラフィックボードの種類で作っているわけだ。

NVIDIAGeforceと比べるとマイナーな感じがあるが、AMDという会社が作っているRadeon RX Vega Mというグラフィックパーツがある。
だいたいグラフィックボードでググって出てくるのはGeforceの方で、画像の通り独立したデカいパーツである。
逆にRadeon RX Vega Mは独立したパーツとしてではなく、チップセットの中、CPUの中に内蔵する形で搭載される部品になる。

近頃ときどきBTOパソコンサービスで名前を見かけるRyzenとの組み合わせがメインっぽいが、最近intelとも共同で作ったりしてる模様。

場所を小さくしたいならチップに組み込めばいいじゃない、というやつである。

この結果、グラフィック専用パーツを組み込んでも軽い!小さい!というありがたや~なパーツなのだが……

問題は、狭い場所に複数の部署を押し込むような感じになることなのである。

はっきり言うと、Geforce系最上級ほどのパワーは得られない。
そらそうである、8畳分のスペースで二つの部署の人員がひしめき合うと考えていただければ分かりやすいかもだが、場所(パーツ)が独立している状態にはどうしても負ける。

ググって出てきた記事を見る限り、二種類ある中のハイスペックなほうでもGeforce Gtx 1050が比較対象らしいので、Vカツだとかを動かすのにはスペックが厳しめ。
一応モデルを組むだけなら、グラボも何もないメモリ8GB五年物のデスクトップでも動かないわけではないからいけるとは思うのだけれど。

設定でカバーできる部分もある

いわゆるグラボ搭載パソコンには、グラフィックの設定をいじるためのソフトが入っている。
こいつを使えば設定でどうにかなる範囲のことはカバーできる可能性がある。

実際に使ってみたところ、FF15の体験版のオープニングの途中で一瞬止まったり、グラフィックの綺麗なゲームだと光源や髪の毛の処理にどうしても粗さが目立つので、3Dモデルにこだわりのあるゲームをやるならちょっと描写については力不足かもしれない。

それでこのお値段かよ、と言われてしまうとつらいのだが、このお値段設定はむしろその小ささにかかるものだと個人的に思う。

容量モリモリにメモリを積んでiPad mini4並のサイズ。
パッと机の引き出しにしまえる軽さ。
なんなら旅行の荷物にしても邪魔にならない。
端子も豊富に取りそろえたうえで合計1.5TBのSSD付き。
この手のPCには珍しくキーボードとマウス同梱。

Radeonのパワーアップに期待しつつ、現在国内メーカーから変える超薄くて小型なゲーミングパソコンとして、この秋イチ押しとしたい感じです。

level∞で考える小さいってことは高度な技術を必要とするし音とのトレードオフなのだってこと

上司即堕ち二コマとか動画にしたら需要あるかしらと思いながらする話じゃないのは承知している

※エロ要素は全くない。

さて日数が開いてしまったがLEVEL-∞の話の続き。

小さい、と一言で言うのだが、小型ガジェットとか小型端末というのは便利なものである。
かさばらない、軽い、どこでも作業できる。
販売終了してしまったiPhoneSEとか中古の買い取り価格が高騰するぐらい人気だが、実際ポケットに入れてみるとZenFone3ほど邪魔にならないのが実感できる。
ノートパソコンにしたって、実際肩こりと末永いお付き合いをするよりは高かろうが軽くてハイスペックな奴一台持ち歩く方がいい。
いつかのレビュー記事で書いたようにアネロのカバンでお気軽に持ち歩ける13インチでさえ、馴れないうちは大きく感じてしまうもの。
ロマン云々を抜きにしても、小型端末、小型機種ってのは『あればそっちを使いたい』ニーズのあるものなのである。

ところが、である。
こう、ユーザーとしてはホイホイ小さくすればいいじゃんとニーズを出すことはできるのだが、
実用に足るもんをある程度の品質とスペックを備えて提供する
となると途端に難易度が高くなるものらしいのである。
GPDのpocketやwinシリーズの製品に熱とバッテリーの膨張の話が結構あるらしいのもその一例だろう。

考えてみれば、同人誌即売会のあの1サークルあたり机半分のスペースで大量の在庫や新刊、新作イメージアクセ等を大量に展示して捌くのにはそれなりの技術と経験が必要になってくるもの。
合体参加で机一枚占拠出来るとか壁配置ならまだしも、普通は半分だからね、そんな無茶な状況経験とかテクなしにクリアできるかと。

例えばこのブログで何度か紹介しているマウスコンピューターさんの小型ノートがメモリ4gbとか8gbに甘んじがちなのもそんな感じなのだろう。
言い方は悪いが、例えばsonyのS11みたいに11インチのボディに16gbのメモリを搭載するとか、Dellxps 13みたいに13インチのスクリーンを11インチボディに詰め込みました的なレベルの技術とか設備をお持ちでないのだ。
だてに大手ではないということだろうか。
しかし見た目は小柄だけどよく見るとムキムキパワフルスペックってハンターxハンターのビスケみたいな……
……おっと誰か来たようだ。

小さいところに詰め込むとそりゃあバタバタするよねいろいろと

長い前置き兼だべりは投げ捨てて本題。

今回お借りしたlevel∞ I-CLASS、いろいろ褒めたがやはり小型を突き詰めた結果ご覧の有様だよ!みたいな問題点も抱えているという話である。

今回はその一つ、音の問題について語ってみよう。

そもそもなぜゲーミングパソコンというやつは大型になるのか。
例えばalienwareシリーズとかインチサイズに1足したサイズのバッグを用意しないと収まらなかったりする。
デスクトップもだいたいデカい、重い、高いの3拍子揃った品物が多い。

なぜこうなるかと言えば、ハイパワーになるためのパーツが大きいのはもちろんのことだけれども、排出される熱も大きいというのが理由らしい。
各種公式サイトでパーツ選びをしているとしばしばワット数の違う電源をチョイスできるようになっているから想像は付くのだけれども、やっぱり処理能力を上げると電気も使う。
電気を使うと言うことはそこにジュール的に熱が生まれる。
そのままにしておくと熱暴走したりしてよろしくないので、長く使えるようにするためにもすぐに問題が起きないようにするためにも冷却する必要がある。
その結果どうなるかといえば、

ファンが元気に回転し始める。

HDDの回転音がどうとか、データアクセス時のカリカリ音がなんとかいう話ではなく、ブォオオオオオオと空気を回転させる音がするわけだ。

今までにお借りしたゲーミングノートやゲーミングデスクトップももちろんそう。
いわんや極限まで小型化したこいつをや。

ハイスペックを要求するゲームをプレイしていたり、動画のエンコードなんかしているともう覿面に効いてくる。
ボディが小さいから内部に熱がこもりやすいようで、触るとほんのりと熱を感じることも。
ただその程度で済んでいるので、熱対策はある程度しっかり行われているものと見ることもできる。

で、どれぐらい元気よく回転してるの?

どれぐらい音がするのか、というのをはっきりわかりやすく言うことは難しい。
なんせ夜猫の手元にはデシベル単位で計測するような装置がない。

なので、いつもの例のごとく身近なもので例えてみようと思う。

最大で冷風を出しているときのドライヤーぐらい。

基本的には静かなものであるし、必要がなくなれば静かになるので普段使い程度なら気にする必要もない。
実際、今まで何台か使わせていただいたゲーミングPCの中にはこれ以上にファンが大きい音を出したり排気で前髪が揺れるようなものもあるので、それらに比べればもうちょっと静かだと思う。
近頃人気のDead by DaylightとかFortniteみたいな音でも索敵する系のゲームをする人はそもそもヘッドホンをしているだろうし。

夜猫の家族のような眠りの浅い人が近くで寝ているときにエンコードとか始めた場合、気になって起きてきてしまいそうだなあってことぐらいか、問題は。

まあ、無論のこと、エンコードとかハイスペックゲームとは無縁な感じのパソコンと比べると相対的にうるさいとは言えるので、初めてゲーミングPCを買うような人はちょっと驚くかもしれない、うん。

重ね重ね書いておきますが、そこまで騒音、爆音というレベルではありません。
というか、顔の真横からドライヤーみたいに風が出てくる体験するとさすがにだいたいのものは静かに思えてる感ある。

初めての人は展示機のあるお店へ……と、言いたいところだが

基本田舎にはこういうゲーミングの展示機がねえ!

ビックカメラぐらいじゃないか、テストプレイできる状態で展示してるのって?
ヤマダ電機とかエディオンとかジョーシンとかいろいろあるけど、この三社で見たことないもん。

……まあ、某ビックカメラのプレイできる展示機、お金はないけどフォートナイトしたい子の無料ネカフェみたいになってて……

ゲーミングPC作ってる各社の方はぜひそういうイベントを地方でもやるといいと思うぞ、お客になる可能性の高い人結構いるぞ。
なんせ田舎のネットカフェ、ハイスペックゲーミングPCとか言ってる割にグラボがどちゃくそ古い必須スペックギリギリレベルのやつだったり、そもそもグラボ積んでなくてメモリの数字で殴ってるだけだったりするからな!
お前だよ広島のフタバカフェ系列!

といったところで、ファンの音の話はここまで。

もう一本だけ続くんじゃ。

GPD pocket 2を予約しようと思ったけどやっぱり信用できないから中古でいいやと思った話

国慶節というより滑稽節じゃねえかな今日この頃

皆様いかがお過ごしでしょうか、夜猫です。

中華系の連中が連休に入ったせいか、免税が効く店の中国人テンバイヤーがよく沸くスポットに行くと目当ての商品が売り切れだったりします。
あとそういう店のトイレに入ると
『文明とは一体何だったのか』
と言いたくなるような惨状が広がっていたりします。
なぜその角度で射出して無事便器に着弾すると思ったんだ?
ホントさっさと国に帰って鎖国してくんねえかな。

近頃ツイッターで話題のUMPCに興味津々……だったけど

さて中華系といえば近頃ツイッターで中華タブというか中華PCの一種、GPD pocket 2というものが一部で話題になっています。
7インチ、キーボード付き、win10mobileとかいう欠陥OSではないほうのwin10搭載。
同社のGPD win 2という商品は量販店でもひっそりと売ってたりするので名前は見たことある人もいるかもしれない。
3DSをトレパクしたような6インチボディにキーボードとスーパファミコンめいたコントローラーの変態端末。 どちらもメモリは8GB搭載で、低スペックOKなゲームならお外でプレイできるというのが売り。

いろんな理由からこの2端末に興味があったものの、最終的にメーカーを信用できないと思ったので買うなら中古だなという結論に落ち着きました。

GPDとはなんぞや

Game Pad Digital略してGPDという名のこのメーカー、同社が下請け企業を脱するために考案したものだとかなんとか。
ゲーム依存症とかが多いというあちらの国らしく、

  • 携帯しやすいサイズ
  • 自前で備えたコントローラー(win系)
  • LRキーはマウス兼用(同上)
  • サイズ的にoffice mobile無料枠(二種類とも)
  • 配置はアレだがフルキーボードと8GBのメモリ搭載(同上)
  • FHDの解像度モニターで10万円を切る(Pocket系)

など、ある程度お財布に優しくかつゲームだの動画を某フリーソフトで編集するだのには十分そうなスペック。
中華端末である、ということを除けば衝動買いしてたなと思うぐらいグッとくるヤツです。
特に今予約を受け付けている新型Pocket 2にいたっては普通にカフェに持ち込んで原稿ができそう。

さてではなぜ思いとどまったのか。
利益分の上乗せに目を瞑ればビックカメラとかでも買えるのに。

実はちょっと海外では燃えていたらしい

実はこのメーカーの製品、初期ロットではマルウェアが混入してるということで購入即クリーンインストールが基本みたいなところがありまして。
ごく最近でも天空という代理店で買った人が今もまだマルウェア入ってるじゃねえかとキレていたりもします。

これ専用に新規垢作った人っぽいですがなにせ中華製品なので……

が、そんなもんはスパイウェア(物理)でお馴染みの中華企業ですから、クレカその他を使わない端末として使う、ググって対策を施すなどの施策を施してから使いませう。

そんなお約束のスパイウェア騒動だけにとどまらず、トラブルはまだまだ出てきます。

このメーカー、中華の零細企業なこともあって、indiegogoというクラウドファンディングサイトで出資を募って元手をゲットしてから製造している様子。
それ自体は別にいいんですよ、何するにも元手は必要。
出資する側も失敗して丸損でも泣かない、それがクラウドファンディングのお約束。

こういう場合早期出資の特典として早期出荷とか割引みたいなのが付いているんですが、今回それをどうも半ば反故にしたような状態にある模様。
というのも、中国は現在アメリカと関税その他で殴り合っている真っ最中。
だもんで、アメリカ宛の荷物を順番無視で先行出荷したとかなんとか。
結果、アメリカ以外の国の先行出資組の人がプロジェクトの掲示板で苦言を呈しているようです。
まあ当たり前ですな。
クラウドファンディングはその辺適当でもいいよ的な免罪符じゃないし。

そしてもう一つがいわゆる技適認定が取れてないから出荷遅れるよテヘペロ問題。
上述の通り中国は現在滑稽節、もとい国慶節。
トイレという名の文明格差を目の当たりにする季節でもあります。
この技適認定が取れてないということは日本の法的に定められた電波関係のもろもろの使用に適合していますという証明がとれていないということなので、使うと法的にまずかったりするんですな。
なので国慶節の間にとれたとしても発送はその後よ、となる訳なんですが……

んん?

んんん?

どういうことなの……

  • 公式発表としては技適が取れてないから発送はそれからアルよという話だった
  • 実際には何人かのユーザーは届いている
  • 技適が取れていないといているにも関わらず技適の字が入っている

おまえはいったい何を言っているんだ?

考えられる可能性としては2つ。

1.実際のところ技適は取れているのだが、関税問題でアメリカへの輸出を優先し、日本向けには適当なうそを付いておくヨロシ
2.実際のところ技適は取れていないのだが、日本の法律なんて破っても構わないから適当に技適マーク入れとくヨロシ
(ヘアサロンの本棚に店主の趣味で置いてあるらんま並の中国人訛り)

うーん、どっちにしてもどっかで中国人特有の中華思想というか、法律や約束事は破ってナンボいしきが垣間見える感じが……

小型でそれなりに使えそうなスペックでそれなりの値段ということで買ってみようかと思ったけど、これなら中古でいいかな……。

新品じゃなくて中古でなら買うのかよという方へ

オタクというのは難儀な生き物でしてね?
推しのCDとかを初めとした応援したいものは新品公式にお金を落としたい生き物なんです。 中古だと推しにお金入らないですからね。
中古でいいやっていうのは、つまりそういうことだと思っていただければ。

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