原稿戦線を乗り越えてfreetelのMUSASHI(公式 @freetel1)に興味を持った話
結局原稿戦士にMADOSMA(処分価格)はリーズナブルな装備たりえたか
イベントに向けて久々にガチのスパートをかけました。
何もかも労働時間が伸びたせいです。
いや、おかげさまで年金が天引きになるんですけどね!
しばしば会社を辞めてフリーのブロガーで食っていく、なんていう話を目にしますが、実際あれって国民年金だから1万6千円とか支払ってんだよなーと思うと結構損してるような気さえしてくる今日この頃です。
おまけにこれに加えて学生特例もぼちぼち払わねばなので。
さて本題。 処分価格で購入した件のMADOSMA、こいつは締め切りに追われるサークル参加者(腐女子でも男性向けでも評論でも)の味方たりえるのか、ということについて。
MADOSMAをつついていてユーザビリティについて考えたこと忘備録 - 猫は夜歩く。
結論から言おう。
(ほぼ)何の成果も!得られませんでした!!
理不尽なWindows 10 mobile端末の実用性の低さがサークル参加者を襲う!
えー、どこからお話すればよろしいのやら。
そもそもの問題としてギリ1万円の端末に過剰な期待を寄せるのが阿呆だという話もあるけどそれはさておき。
まず前置きをさせていただくと、これはまず間違いなく型落ちのMADOSMAをアップグレードして使っているからという問題ではない。
処理能力の高い他社製端末を買ったところで一連の問題が解決するのかと言えば……解決しないような気がする。
さて、自分が今回集中力ブーストを得るべくしょっちゅう持ち出して某カフェでの原稿作業に使用していた端末、t90chi。
なお隅っこの、背後からのぞかれることのない席があったのでほぼそこに定住。
ASUS ノートパソコン TransBook T90CHI-3775 Windows10/8.9インチ/ダークブルー
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2015/11/07
- メディア: Personal Computers
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こちら購入当初からWindows 10(デスクトップ版)がインストールされていたため、それなりにWin10を使っていた状態からのWindows 10 mobile体験。
目的としてはアイドルマスターsideMをプレイできればそれでいいや、というレベル。
その他のソシャゲに関しては別のタブレットでやっているし。
ユーザーである私がMマス以外に期待していたものを列挙すると、
- 出先でipod touchやt90chiを利用するためのルーター代理
- ノートアプリ(onenoteとかevernote)を使ってシームレスに原稿ができる状態作り
- ブラウザを使用して宿の予約とか宿までの地図を見る
ざっとこの3点。
というかこれ以上を望むのも何だか酷な気がする。
スマホはスマホ、パソコンはパソコンだからね。
ルーターとしてはときどきポンコツ
これは多分SIMカードを差し替えたせいだと思われる。
以前契約したBICSIMに加えて、DTIのデータ無制限SIMを使い始めたあたりから発生してるので。
(このSIMについては後日書きたい)
DTIのSIM設定が初期設定の中になかったため、説明書を参考に設定を追加したのですがどうも動きが悪い。
通常電波が届くエリアで何の前触れもなくうんともすんとも言わなくなった結果、危うく原稿のデータが五時間前まで巻き戻る事態になりかけたりしました。
一体何が悪いのかは不明。
買ってそんなに日にちも経っていないというのに……。
あとはipod touch同様、Wifiをオンにしていると自動的にwifiに接続しようとするのですが、特に何の通知も出ないのがちょっと辛い。
何が問題って、自宅のwifiならいいんですよ。
自動接続問題ない、むしろ大歓迎。
問題はiijmioについてきたwi2 300、随時認証が必要だということ。
それで特に警告が出ないうえ、ブラウザを立ち上げている状態だと電波の入り具合や時計の表示がブラウザで隠れてしまうため、何が起きているのかわからないことも。
なのでSIM認証対応でないWifiに知らない間に繋がってしまうと、MADOSMAやipod touchのブラウザ上で使っていたノートサービスの更新内容が保存されないまま……という惨劇がときどき発生する。
そこらの恐怖映画より実際怖い。
ブラウザを使用して宿の予約を取ろうとするじゃろ?
なんということでしょう。
Windows 10 mobile版のedgeは日本旅行のサイトで予約ができないのでした。
なんでや!
予約しようと思ったらボタンタップしても反応しないというまさかの事態がサークル参加者を襲う。
何しろ同日にはイベント会場近在でいろいろ同人以外のイベントもあったため、宿の予約がなかなか取れない&高い。
『急に宿を取る必要が出来たので出先でスマホから予約を入れて新幹線を一緒に取る』ということが出来ないのってなかなかビジネス用途として厳しくないです?
(日本旅行以外では試していないので他は不明/住所的に飛行機乗るのは返って不便だった)
一体何がどうなっているのか、edgeって一応プリインストールのブラウザですやん。
ていうか発行元がはっきりしててセキュリティ的に不安がないのって他はカスペルスキーのブラウザだけやん、ほぼ。
やる気は大丈夫ですか、マイクロソフトさん。
在庫切れ、していませんか?
ストアアプリに欠陥が多すぎて使い物にならないでござる、の巻
文字化け問題が復活したり解決したりしているonenoteは選択肢から除外せざるを得ないとしても、唯一のアプリ入手手段であるストアアプリが基本的に使い物にならない、という大惨事に見舞われた事案。
evernoteの場合。
ノート系アプリの中ではおそらく唯一まともに目的を満たしてくれるものの、最近一つのアカウントで二台まで制限がかかってしまったため原稿用としてはいかがなものか。
デスクトップ系ではあえてブラウザ、ということにすれば使えなくもない。
ただしUIはストアアプリ系によくある洗練されてない感じのアレ(画面上部に大きいフォントでメニューが横一列に並び、スワイプでメニューを移動するやつ)なのでそこを我慢する必要がある。
あとノートの一覧表示設定出来なくて、全部タイル表示になるのも減点ポイントかも。
evernote系のノートアプリ、nimbus noteの場合。
幅広いプラットフォームで使えるのが売りっぽいのだが、W10M版は恐怖の全自動老眼鏡仕様。
文字のサイズの初期設定が18pt、加えてノート全体の文字サイズを一括変更したり基本設定をいじったりすることができないので薄い本の原稿には不向き。
なおデスクトップ版でフォントのサイズをいじってみたところ、小さくはなったものの文章の長さによって行ごとにフォントのサイズが違うとどこまでも残念。
ここで発想を転換。
toodledoなどのタスク系サービスにあるメモ機能を活用できないか?という発想に至り、これならブラウザ上でも編集できるぞーと勇んであれこれ作業の息抜きに試す。
が。
ここでも新たな問題が発生。
中華フォントだの何だのどころではないトラブルが私をタコ殴りに。
まずはtoodledoとサードパーティーのアプリ、2dayとtaskangel。
特に2dayはW10MとWindows 10デスクトップの両方で使えることもあって期待大だったのですが、どちらも小説本サークルの作業には役に立ちませんでした。
理由としては同期機能の弱さ。
ブラウザ版で更新したタスクを直後にMADOSMA側で確認しても同期されず、一度は何故か古い方のデータと同期されて泣きを見たり。
長文に対応しているのはありがたいんだけど、そういう致命的な欠陥はご勘弁くださいなので使用をやめることに。
あと2dayはノート機能も使えないのが弱点だった。
taskangelはノート専用みたいな感じだったはず(うろ)なのだけれども、これも同期が弱かったのでやめ。
続いて同じくタスク・プロジェクト管理系のasana。
これは公式がW10Mアプリを出していないので、有志の作ったアプリを使用。
WINASANAはテキストの表示がバラバラな上に中華フォントなので、インストールするだけ容量の無駄。
ASANA WPというアプリはちゃんと日本語フォントを使用しているのと細かい機能がいろいろついている。
……問題はこれら二つのアプリ、長文を入力していると途中から表示されなくなる、という共通した不具合があるという。
途中までしか読み込めないというのではなくて、読み込んでいるしスクロールはされるんだけど途中から表示がされない。
これでは作業以前の問題。
ところでAPPSTUDIOは欠陥アプリ製作スタジオなのですか、マイクロソフト=サン
さて、ここで(アプリのUIから判断しておそらく)APPSTUDIO製のアプリ共通の問題だと思われるトラブルを一つ。
どうしても長文になりがちなテキスト原稿、そして使い物にならないアプリ群。
仕方なく別の、edgeからでも使えそうなWebサービスの方へ長文テキストをコピーしてそっちで作業だ、と思ったらですね。
APPSTUDIO製と思しきアプリ、文章の全選択機能がなかった。
ブラウザ上ではタップしっぱなしで表示されるあの『すべて選択』機能がないんですよ。
……駄目だこりゃ。
そしてMUSASHIが気になる
とまあこのように、原稿作業におけるMADOSMAの難点が大量に露出したところで池袋をぶらついていた私の目に飛び込んできたのがfreetelのMUSASHIでした。
そう、SIMフリーガラケーことSIMフリーガラクタ騒動でおなじみfreetelの変態端末。
ガラケーとandroidスマホの二刀流で『技術の進歩とかついていけないわあガラケーでいいわあ』な層に訴求しようとしたあのデカい合体事故の産物です。
(褒めてる)
MUSASHI(ムサシ)の特長|FTJ161A-Musashi|FREETEL(フリーテル)のSIMフリースマホ
サイズ的には自分が使用しているガラケーより一回り大きい4インチ。
(sideMは出来なくなったけどツイッターとかならこれで事足りるし料金安いし)
メモリ1ギガ、容量8ギガとターゲット層的に若干控えめ仕様、折り畳むと結構分厚い。
解像度が結構低いらしく、解像度固定系ゲームやら何やらをやるには不便だとか。
前回のfreetelのアウトレットセールでもなかなか売れてない感じだったこの端末、実際作業用端末としては結構なキャパシティを秘めているのではないかという気が。
- 物理キーが付いてる
qwerty(ローマ字入力キーボード)ではないものの、物理的なキーボードが付いているのは魅力。
サイズが少々大きいので慣れは必要だと思うけど、長文を討つ作業にはすごく重宝しそう。
アウトレット価格1万5千円(端数切り上げ)でキーボードついてるとかリーズナブルすぎやしませんか。
- フルandroidなのでGooglePlayが使える
ということは、アプリの選択肢が比べ物にならないレベルで増える。
Web上で使えるノートサービスもandroidに対応しているところは多いし、何よりレビューが盛んなので判断基準にしやすい。
(ストアアプリの弱点の一つがレビューのなさだし)
- ブラウザの動作がちゃんとしてる
上で書いたブラウザの問題(日本旅行で予約が出来ない)、実はもう一つ。
サービスによってはキーボードでの入力を受け付けてくれず、『・』が一つ入力された後はうんともすんとも反応しないことがある。
下手するとフォームに入力した内容が全部吹っ飛んでしまう。
実際コワイ。
恐らくは、W10M自体がWindows 10の機能制限版、あるいは発展途上と言えば聞こえはいいが有料β状態なんだということなのかもしれない。
デスクトップでは普通に使えたサービスは使えず、ストアアプリは完成度の低さにもかかわらず有料のものが多い状態で返金は不能。
地雷原でタップダンスを踊りながら起爆させていくような、そんな使用感。
フルプライスで買ってなくてよかった、と心底思っている。
そしてこれを使っているビジネスマンの皆さんはきっと修行僧の才能があるに違いない。
……え?
折角アウトレットしてるんだし即買いしないのかって?
……実は新しいジャンルのイベント行ってきたんですよ。
普段参加してるジャンルのイベント、基本的にサークルが固定の上、グッズサークルに手を出さなきゃ買い物予算千円もあれば済むほど小規模なんですよ。
で、現在進行形でにぎわってるジャンル行くとね、気が付いたら恐ろしい金額出費してるんですよ。
小一万ぐらい。
現金で。
……やばくね?
言ったら悪いけどメインのジャンル、こんなに筋肉描写しっかりしてるサークルさん希少種もいいとこやぞ。
ついうっかり『既刊全部一冊ずつください』を三カ所ぐらいでやったけどカルチャーショックすげぇよおい。
『えっそんなガッツリ胸毛アリなんだ!?』からの『やべぇな胸毛セクシーだな』とか
『あっモザイクじゃなくて影にしちゃえばいいんだこの【削除済み】とか【削除済み】』とか
『ああーやっぱりいいですよね筋肉の作る陰影とかさー』みたいな赦された感とか
『うわあああああ濃ゆいよこの人の描写濃ゆいよーでもこれぐらいしないと物足りなく見えてきたよー』とか
とにかく何かこう、人気ジャンルすげぇ。
そんなわけでですね、今ちょっと、予算が。
アウトレットセールの様子と近所の店頭価格を見比べつつ考えたいと思います。