猫は夜歩く。

地方住まいのゲーム好きオタ♀がつらつら。アトラス的なお仕事したい。

U400Sとかいうやべえやつについてレビューする前にマウスコンピューターさんの分別基準について語ろう

お前クリエイター向けじゃねえのかよ!

立て続けに書いた記事を垂れ流していくスタイルを取っている夜猫です。

何しろ年末年始に人の離脱が相次いだのとキャンペーンの終了間際にアンメルツヨコヨコのせいでマーライオンになっていたのでお許しください。

さて本題に戻りましてU400Sの話を。
そもそもこのU400S、マウスコンピューターさんの分類ではクリエイター向けモデルに分類されていません。

iPad proとペンシルをガチクリエイターが買っていったり、raytrektab系列が筆圧4桁段階対応を売りにしているのを見ると『筆圧対応=クリエイター向けモデル』という認識ができてきますが、はてこのvaio canvasめいたスペックで一般モデルとはこれいかに。
正直な話、クリスタ同梱してもおかしくないと思うんですけど。

というわけでお尋ねしてみました。

マウスコンピューターさんのクリエイター向け基準はグラボ搭載であること

担当の人にお尋ねのメールを送ってみたところ、年末の忙しい中お返事を戴けました。

なんでもマウスコンピューターさんの基準としては、『グラフィックボードを搭載していることを基準に一般モデルとの区分けがされる』ということなんだとか。
なるほど確かにマウスコンピューターさんのサイトを見ると、DAIVシリーズはどれもグラフィックボード搭載。
一方U400Sはグラボ非搭載であるので、その基準に照らせば確かに一般向けである。

嘘やろという感想しかないけど。
(ややこしいことしなければ16㎇もメモリあれば動画だいたい作れるやろ並感)

つまりその基準的にはいかに筆圧対応でペン搭載してようとも、クリスタのコードを付けて売るタイプの商品には分類されない。
いや、個人的には筆圧感知にこだわりのある人でなければ完全にクリエイター向けとして考えてもいいと思うんですけど!

まああれですね、人それぞれ会社それぞれ、基準はいろいろあるということで今回は置いておきましょう。

ただしマウスコンピューター製品で筆圧検知モデルとなるとおそらくこれが最高レベル

クリエイター向け基準ではないにしても、このU400Sが筆圧検知対応モデルの中ではトップクラスのスペックになるものだとは思います。
筆圧検知機能付きのタブレットは確か以前あったとは思うんですが、現在では販売終了している様子。
(まあ見かけたのがビックカメラのアウトレットだったのでさもありなん)
そちらのモデルはceleron搭載タイプだったので、処理能力という点ではi7とは比較するまでもないという。
(i7機とceleron機でそれぞれ動画編集するとなかなかひどい落差を実感できます)

他のクリエイター向けモデルに関して言えば、筆圧感知機能を搭載していないようなので別途ペンタブを用意する必要が。
出先(図書館やカフェ以外にも宿を含む)の環境で作業をすることを考えればなるたけ荷物は少なくしたいので、マウスコンピューター製品で考えるならこれはある意味唯一の選択肢ともいえるかも。

……これは夜猫が文章サークルであるからの感想である、ということは前提として覚えておいていただきたいです。
一連のレビューすべてに置いて言えますが、そもそも夜猫、多くのクリエイター向けパソコンが想定する『絵を描くユーザー』ではないのです。
栄光とかしまや(どちらも小説本/評論本向けプランがある印刷所)を愛用するタイプのサークルなので、えっちなマンガをコミケに出展するエチチコンロの方とはたぶん視点が重なりません。

クリスタを動かす機会があるとすればそれは表紙の原稿を作る時ぐらいであり、下手するとクリスタ使わずにメディバン使って素材とフォントでどうにかするタイプの人間です。
筆圧とか基本的にはそこまでこだわりませんし、こだわるほどの画力がありません。

そういう種類のサークル民からしてみれば、筆圧256段階もあれば十分です。
もちろんU400Sはその構成上PCゲームを動かそうとすれば不満の残るスペックですが、まあそこはそれ。
薄い本の原稿のために使う、という点だけで見れば非常にいい感じです。

クリエイター向けでなくても薄い本は作れる

おそらくマウスコンピューター製品におけるクリエイター向け基準は、たぶんに動画編集とかモデリングVRなどの『クリエイティブな作業の中でもことさらにスペックを食うやべえ奴ら』を対象に考えられている基準なんだと思います。
実際、郊外型の電機店とかで『クリエイティブな作業向け』と称して売られているものとかまさかお前それで本気でクリエイティブな作業ができると思っているのかレベルなものも多いですし、苦情を避けることを主眼に置いて考えるなら想定する条件は厳しくしておくに越したことはないでしょう。

重要なのは、こいつがアドビソフトが十分動くであろうと想像されるスペックを有している、ということです。 グラフィックボードが不要な程度でヘビーなスペックを要求する作業がこなせる、という点なのです。

これは『今からクリエイター向けのパソコンを買うつもりでいる』人にはいつだって言いたいのですが、グラボが必須とは限らないのです。
あなたがネトゲジャンルの民で、あるいはパソコン版が発売されたコンシューマゲームジャンルの民で、それをプレイするためにグラボが必須だというならともかく、そうでもないが同人誌を作るためにクリエイター向けパソコンを買おうというならまずグラボについてはちょっと待ってほしいのです。

いや、そのグラボがあるから新しいジャンルにハマれたということもありうるので、予算に応じてパージしても大丈夫なパーツだということだけ覚えておいてください。

そういう意味では、毎度レビューさせていただいているひいき目抜きにしても、マウスコンピューター製品の拡張性は夜猫大好きです。

とりあえずi7、ちょっと予算落としてi5でも買っておけば、大半の商品はメモリの増設が効くのはよいことです。
アドビが無茶苦茶なスペック要求出してきても、クリエイター向けパソコン以外でも対応が効く。

同人誌を出す人ならマウスコンピューター製品は検討の価値ありです、たぶんraytrektab同等に。

話が逸れた

話が逸れましたが、ともあれクリエイティブ向けカテゴリーに入っていないU400Sでも傾向によっては十分にクリエイティブな作業ができる、ということを語りたかったのです。

特に夜猫のような、絵は描けない/描かないが文章は書く、絵はメインではない、というタイプの人の場合、クリエイター向けパソコン以外のカテゴリーを見てみることも必要である、というか。

でも個人的にはクリスタつけて売ってもいいと思うの、U400S。

だんだん管を巻く酔っぱらいみたいになってきたので、次の記事では真面目にレビューを書きたいと思います。

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