クラウドソーシングサイトで二次エロ小説の依頼を出してるやつは全員くるみ割り人形で粉砕されればいいのに
何をとは言わない
いっそバットだけロストしてもいいんだよグリーンだよ。
そっちの方がつらいという説もある。
……もう夏は過ぎたんですよ!
実話怪談で盛り上がれる時期は過ぎたんですよ!!!
何が悲しゅうてこの時期になって実話会談の現場を!クラウドソーシングサイトで見なけりゃならんのだ!!
そもクラウドソーシングサイトには闇が広がっているとはいえ
これはなんというかクソがそびえたつ地獄絵図。
男性の性欲がかくも見境を失くさせるものだとは……いや、男性向けと女性向けではローカルルールが違うというあれは何となく理解していたんだがね……。
さてそもそもの始まりから話せば某大手クラウドソーシングサイトで新着の仕事の一覧を斜め読みしていた時のこと。
- サイトを指定してここからコピペしてリライトして文字単価0.3円
- どう見てもまともな使い方をされないだろう各種サービスのアカウント大量生産依頼
- グーグルアドセンスのアカウント買い取ります、という規約なんてトイレの紙より役に立たねえぜ!な依頼
(※分からない人向け:グーグルアドセンスのアカウント譲渡は規約違反です。
以前は簡単に始められたそうですが最近厳しくなったのでこういうことをやっている模様)
すげぇな、この世の底辺の一片がここにある。
そう思いながらざかざかスクロールしていくと、
『俺俺、俺だよ!!』
と近頃ご来店になった一人でエスカレーターを封鎖するほどの横幅を誇る臭うデブを思わせる存在感を放つ依頼が一つ。
『数年前にとあるサイトに投稿された二次エロ小説の続きを書いてください』
…………
………………
……ここ最近埃っぽいところで仕事をしていたせいか眼鏡のレンズに細かい傷でも入っただろうか。
あるいは視力が落ちただろうか。
そんなかすかな希望を抱いて眼鏡を拭き、 も う 一 度 ……
『数年前にとあるサイトに投稿された二次エロ小説の続きを書いてください』
見間違いじゃないのかよ、畜生めぇ!
依頼主曰く、『投稿されて数年たつものの完結しないので、個人的な楽しみのために続きを書いてくれる人を募集』という依頼らしいのだが、
なぜもう少し理性というものを働かせられなかったのか。
性欲を持て余すとか言って許されるのはどこぞの潜入の専門家だけですよオッサン。
(※性欲を持て余す:某潜入ゲーの主人公の発言。
仕事中に拷問を受ける→鎮痛剤いっとく?とサポートメンバーに聞かれる→鎮痛剤のデキセドリンは興奮作用がある→結果性欲を持て余すから使わなくていい、という流れ)
スクショを撮ってネタにしようかとも思ったのだが、
- 権利関係でいろいろややこしいジャンル
- ググったらサイトと完結前の話が特定できる依頼文
- 載せてるのが個人サイト
という点からスクショを撮るのはやめた。
(ちなみに何故依頼者が男性と断定しているのかというと、依頼文から特定できたサイトが完全に男性向けだった上、ある種のジャンルを確立する性癖だったので)
原作の発表時期から言ってこの御仁、リアルタイムで接していたとすれば結構なお年のはずなのだが……。
あれか、近頃そういう世界を知ってググっていたら検索避けなんぞ知らんとばかりに露出していた件のサイトに突き当たったのか?
よくPixiv以前の二次ものは広大なネットの海の中の遺跡を探し回らねばならぬとは言うがその筋なのか?
場のルール的なものを知らないがゆえの天然ものの悪夢なのか?
ここからが本当の地獄だ……
そんな風に希望的推測を組み立てても地獄の蓋は路上のマンホールめいた気楽さで開いている。
(※既刊の某官能小説の続編を書いてほしいという依頼)
著作権は依頼主に譲渡してねとかこれあかんやつの臭いしかしない。
(※クロスオーバーものの二次エロを書いてくれという依頼)
恐ろしいことにいずれも提案が入っている……どこの地獄だここは。
それとも男性向けではこういうのもありなのですかブッダ!
どいつもこいつもそのポークビッツをしまって理性を取り戻せ!
42作品も候補に挙がってるがその欲張りは失敗のもとだ!(ちがうそこじゃない)
ああうん、知ってる、基本的にクロスオーバーものは完結しない。
お祭りゲーならともかくクロスものの二次で完結作は個人で書いてるやつだと寡聞にして見たことがない。
そんで官能小説要素を足すんだ……うん、知ってる限りだと電波を受信してる人の文章の方がまだましなものが出来上がるパターンだ……。
ハァハァする脳みそと文章を書く脳みそを同時に動かすのはとてもとても難しいんだよな……。
本能一直線で動きたいときに理性は働きにくいんだよな……。
最後の一個でドカンとハードルを跳ね上げるタイプの依頼もおまけに添えておこう……
もしもあなたがこんな作品をどこかで見かけたら、それは当人の萌えや作品愛からではなく、金儲けへの欲から生まれたものかもしれない……。
おおブッダ、彼らは何故こんな依頼文を打つその手で、自分でまず一行書いてみるという試みをしなかったのですか……。