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猫は夜歩く。

地方住まいのゲーム好きオタ♀がつらつら。アトラス的なお仕事したい。

田舎の親戚の集まりにおける寿司の戦力値は何故高いか

寿司、それは慶弔の助っ人

慶弔があって親戚一同田舎に集合すると、男衆は働かずに嫁だけがひたすら火事に走り回らねばならない――

そんなまとめが確かお盆ぐらいのころにtogetterあたりを流れていたような気がする。

息子の嫁たちをタダで使える労働力として盆暮れ正月酷使した結果、誰も帰省してこなくなった - Togetterまとめ

探したらあった。

少し前に亡き祖父の法事があって、上のまとめよろしく親戚一同大集合。
とはいえ各ご家庭の事情から当日朝に8時だヨ!全員集合!』(※厳密にはもう少し遅い)し、親戚が借りてきたマイクロバスと自家用車数台に分乗してお寺で法要~魚の美味しい店でご飯食べて解散までをこなしたわけだが、

男兄弟が揃って実家に泊まるとき、台所は修羅場と化すのは事実だった。
毎度のことだけどな!

近所のスーパーあたりで出来合いの総菜を買い込んできて手間を省ければよかったのだが、折しも時は夏休み末期。
盆休みで帰省してきた家族だとか、夏休みの時期に合わせて法事をやるお宅だとかがひしめく時期である。
一挙に買い込んでいくご家庭が多いもんだから、もう全部出来合いの総菜で済ますのは無WRYYYYYYY!ということで、とりあえずお寿司(メイン)とおかずの材料を買い込んで買い出し班はご帰宅である。

普通であれば私も手伝うはずのところなのだが、悲しいかな接客業の裏方仕事は忙しかった。
何せ時期は夏休みである。
夏休みで子供さんが家にいるから勤務時間を短縮したいとか、夏休みの間は就活だの卒論に向けた実験だのでこの辺しばらく休みたいんですけど、とか。
各種事情でこの前後は人員が減っていたばかりに、暑さも相まってでろんでろんになるわ思考能力はにぶるわの惨状である。
結果、髪をカットしておかねばならんということに思い至ったのが法事二日前。
法事前日に髪を切りにいったはいいものの、夕方以降しか空きがなかったのもあって、結局料理は殆ど手伝えなかったのであった。

で、この夕食のプランを立てるにあたって母から教わったのが慶弔における寿司の効能である。

スシ、それはニンジャ飲み助の味方

唐突だがお寿司を因数分解してみよう。

お寿司=ネタ+シャリ    =(刺身+わさび+醤油)+(ご飯+調味料)

ざっくりしているがだいたいこんな感じである。

飲み助が数人揃うと必要な酒の肴(あるいはおかず)は結構な品数と量が必要になってくる。
ここでお寿司(具体的には握り寿司)を投入すると、まず酒の肴としての刺身を初めとした魚料理を作らなくて済むようになる。
何故か。

ネタかぶり禁止法に抵触するからである。

嘘です。

要するに寿司に加えておかずに魚を出すと魚、魚で被ってしまうからである。
となれば魚は寿司で満たされるので、あとはお肉類と野菜に目を向ければいいので一品分手間が減る。

そしてここへ応援として駆け付けるのがシャリ部分。
(ご飯+調味料)の部分、主にご飯である。

そう、ご飯。

握りというだけあって見た目よりボリュームのあるご飯部分。
昔病気で胃の一部を切除した人が寿司をなかなか食べない理由がこれだというぐらいにはボリューミーなシャリ。
結構お腹に溜まるこのシャリの部分が、要求されるおかず(つまみ)の量を減少させる。
TRPGのダイス目みたいなもんで、ほんの小さな違いがあとから効いてくる状態。

それでもまあ余裕を見て多めに作っておくのだが。
余ったら翌朝のおかずになります。

おかずが一品減らせておまけにご飯がおなかに溜まるお寿司というのは、飲み助の相手をするために重要な武器となってくれるのである。

ちなみに、うちの母は結構義兄弟に優しい

実際のところ、台所を回すのが忙しくてもちゃんとおつまみを用意して飲み助どもの面倒を見てやるのはある意味母と祖母のやさしみと私の(察し)的な態度で成り立っているような気がする。

兄弟そろって酒を飲んでわいわいやれる時間、なんてそうそう出来るものではない。
特に兄弟それぞれが別の県に住んでいるような状況だとなおさらである。

……大体、うちはそもそも飲み助の家系なのである。

父:普段は健康管理のために控えているが実際お酒好き、そこかしこに飲んべえを見かける系譜
母:漁師町出身でそもそも地元からして飲んべえの系譜

私:飲んべえと飲んべえのハイブリッドだが普段から酒を飲む習慣がない潜在飲んべえ。   ポジション・ハンドルキーパー

父の兄弟ももちろんお酒好きだが、やっぱり健康管理のためになかなか飲めないのだそうで。
せめて珍しく顔をそろえた時ぐらい楽しく飲ませてやりたいじゃあないの、とは母の弁である。

もちろんその分父は必要なところで駆けまわっているので(法事の挨拶とか各種手配だの手続きだのとか)、そこはうまくやっている夫婦ということなのかもしれない。
(うまいこと手綱を握っているとか言ってはいけないw)

ちなみに自分の(察し)的な態度がどこで場を成り立たせているかというと、酔った叔父のぶっ放すわかりにくいギャグだとか下ネタだとかを『酔っ払いだからね』で流して軽いツッコミで終わらせる程度のやさしみとして役立っている、はず。

酒は気持ちよく飲むほうが幸せなのです、たぶん。

寿司……(ひとりで酒の肴と主食の二役をこなすとは)恐ろしい子……!

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