猫は夜歩く。

地方住まいのゲーム好きオタ♀がつらつら。アトラス的なお仕事したい。

女性主人公?ゲームだけど結構濃ゆいユバの徴始めました

ファタタタイ!

オラ人狩り行くぞ!

とばかりに気合の入った声を上げて出撃するユバの戦士たちを神殿から見送りながらお届けします。

え?
『一狩り行こうぜ』の間違いじゃないのか?だって?

悲しいことに間違っていないのである。
このゲーム、ユバの地に侵攻してくる連中の首を狩ってそのドクロを神様に収めるという、島津が産んだ薩人マッスィーンばりの

『妖怪首置いてけ大量生産』ゲーム

なので。

DMMのオンラインゲームと言えばとりあえず脱げればいいんだろ脱げれば!という感じのイメージがあるのは艦これのせいなのかもともとそうだったのか。
今でこそあれこれやっているものの基本的にあそこエロ動画の配信サイトのような気がするし。
ユバの徴もそんな配信元の例に漏れず、主人公(多分)のユバもハミ乳属性持ちである。

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ハミ乳っていうかそもそも貫頭衣だった。

特に女性向け(乙女)ゲームと銘打ってはいないとはいえ、希少な女性主人公型でバトル要素のあるソシャゲの主人公がまさかの横チチ・ハミ乳枠。
ちなみにぱんつも見えているし台詞に至っては「ファタタタイ!」しか言わない。 甘い恋愛要素みたいなものも今のところ見当たらない。

ええんや、女性主人公もので「おっ!」となったやつはたいていそんなんや……。

システムはどうなのかというと

横スクロールアクションである。
といってもプレイヤーが操作するのはガイド役のシルシちゃん1号曰く「甘え」であるらしく、ユバの戦士たちは自分で元気に走り、跳び、崖を登り、大将首も小物の首も有象無象の差別なくドクロとして狩りたてていく
プレイヤーにできることと言えばそんな妖怪首置いてけの集団の手に届かないところにあるウル(祈り人の強化に使う資材みたいなもの)を拾うぐらいのことである。

妖怪首置いてけ系アマゾネス・ユバと行く愉快な首刈りの旅

さて、このユバの徴、機械文明の発達した文明社会からやってきた侵略者たちと戦うインカとかアステカの匂い漂う生贄系社会を舞台にしたゲームである。

戦士(剣の者を初めとした武器を持つ者たち)を祈り人の能力でサポートしつつ、全身を機械装備で包んだ侵略者たちの首を狩り、そのドクロを捧げて神様の力を蓄え、戦士や祈り人を生贄に捧げてレベルアップしたりウルをゲットしたりともう全面的に血なまぐさい。
戦士や祈り人の回復に時間がかかるという艦これ系システムではあるものの、プレイヤーの操作さえ「甘え」と言われてしまう世界では回復施設の仕様もまた「甘え」らしい。
時間短縮アイテムはあるが、基本的に戦闘終了後の時間経過で回復である。

キオクというものを集めてエピソードを開放するなどの条件を満たし、レベルを上げれば進化できるようになるのだが、このゲームの場合

進化すると服を着る。

救出したばかりの時点では着の身着のままおんぼろりんといった感じなのだが、どうやら進化すると身なりがちゃんとするらしい。
ユバの戦士たちはもちろん倒れようがダメージを受けようが脱げるなんてことはないので、

  • 被ダメで服が脱げるエロ仕様とかもうええねん!!系の人
  • 心身ともにダメージを受けている(あるいは愛情が不足している)系のキャラには美味しいごはんにほかほかお風呂あったかい布団を用意してやりたい系の人

に優しい仕様だと言えるかもしれない。

なんせ祈り人たちは全員侵略者たちによって捕えられていたところをユバの戦士に助けられて仲間になるので、ひどいパターンになると洗脳による人格崩壊を起こしていたりするのだ。

気に入った祈り人がいたらもう『美味しいごはんにほかほかお風呂、あったかい布団と奴らのドクロ♪』みたいなノリで敵を狩りにいく、なんていう人もあるかもしれない。

ちなみにガシャ(救出クエスト)では救える人数に限りがあり、最大でも半分ほどは見捨てなければならない。

すまん、すまん……!

生贄システムについていえば、主人公ユバは神の御加護により生贄にすることはできない。
ので、彼女は彼女の血を引く戦士たちと祈り人とで『生めよ増やせよ地に満ちよ』街道一直線。
ついでにドクロも神殿に満ちよ。

溜めたウルと生贄とで、日々首置いてけ系アマゾネスたちは強化されていくのである。

性癖はニッチ向け

実際女性主人公のソシャゲって廃課金しないとストーリーが進まない(ボーイフレンド(仮))系でひどい目見たんであんまり手を出してなかったんだけど、これはそんなに課金しなくてよさそうなので脳内で補完が出来るならオススメ……

と、言いたいところだが

同じく女性主人公系ゲームに飢えている人に勧めるには若干難ありというか、性癖ドストライクな人にはドカンと来るけど地雷原な人にはものすごく嫌われそうな仕様なのが非常につらい。

何が問題かというと、完全にシステム面の問題である。

世代交代のない『俺の屍を越えていけ』系ゲームであるところのユバの徴において、前線というか直接マップに出て戦える戦士を増やす方法はただ一つ、

『契りの儀式』

である。
要は子作り、メイクラブ、18禁。

とはいえアプリ配信している以上そういう描写が直接出てくるわけではないのだが、

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シルシちゃんはこんなことを言うし。

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産み放題ってどういうアレやねんな、って心の中のダウンタ▲ンが突っ込んでるんですけど。

そこへもってきてその契りの儀式の現場が

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もう完全にピンク色

そしてこの画像からお察しの通り、のっけから濃厚な百合展開なのである。

上の画像の左側、シナリオ上最初に救出される祈り人であるアオカはユバ(横チチ属性)の強さに心底惚れこんでおり、契りの儀式にも積極的。
「もうなんで戦士様そんなに強くてカッコいいのーーーーー!?」とメニュー画面ではしょっちゅうのろけというかデレを十二分に発揮し、契りの間に踏み込めば

「そろそろ新しい戦士様が、必要じゃありませんか~?」

とお誘いの言葉をくれたりする。
こんな感じで命の危機を救ってくれた王子様ポジのアマゾネス(ファタタタイ!しか言わない)と恋に恋する乙女という、何かちょっと新しい扉を開いた気がする感の組み合わせでの契りが当面続くため、百合がダメな人にはつらい。

加えてこの契りの間で儀式を行うと、祈り人は次の部屋へ移ることになるのだが、ここで百合属性持ちにも試練が。

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百合っぷるの間に謎の力で子供ができる。

これはもう神様の力でどうにかなっているらしいのだが、こういう展開がダメなピュアな展開一択派の方にもつらいものがあるかも。
完全に『身ごもってる』言うてるし。

そしてさらに火種(萌えの、か地雷の、かは当人次第)になりうるのが

戦士と祈り人であれば性別問わず子供ができる

という点である。
そしてこのゲーム、授かり人になる(身ごもる)のは祈り人オンリー。
戦士が身ごもっちゃあドクロを狩りに行けないのだからしょうがないのだが、逆に言えばこのゲーム、濃厚なホモ展開にもなりうるのである。

もちろんそういう展開が苦手な人は男性の祈り人との契りを避ければ済むのだが。

逆にニッチな性癖をお求めの方にはオススメしたい

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こういう男性キャラを見たらつい受けに回したくなる人、とか。

男性妊娠というジャンルを見るとモナ・リザの手を見たときの話をする吉良吉影のような顔になる人、とか。

女性主人公ゲームとしては正直イロモノキワモノの類に入ると思うけど、実際愉しいので地雷さえなければお勧めしたいゲームである。

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