SURUGA銀行とくっそもめた結果やっぱり問い合わせの応対には年配の男性を指定すべきだと悟った知人の話
某ワークPortさんも担当にはそういう指定をかけるべきだったけどさ
EOJのテレビ&ニコ生放送でガバガバになった涙腺がまだ思い出しガバするんだよお、という知人とのやりとりの最中にふとネットバンキングの話になった。
田舎の地銀とか信金信組というような部類はどうしても新しい技術の導入が遅い。
ついでに言うと商品の取り扱いも満足のいくレベルではない。
地方住まいのオタクとか、ネットオークションやらマケプレで古本とか中古品(カメラとか)を買う人にはお心当たりのある向きも多いのではないだろうか。
どういうことかというと、
- 未だにネットバンキング非対応(働いていると振り込みに行ける頃にはATMが閉まる)
- VISAデビットどころかクレジットカードもない
- 定期預金を始めとした商品の金利の小数点以下の0の数字が一個か二個多い
などなど、ちょっとしたネットでのお買い物に欲しい機能が一つもないというのもよくある話(っぽい)。
近頃のご時世に対応してネットバンキングに対応しました!
みたいなことを威勢よくHP上で告知していたりしていても、実店舗では全く告知していない、なんてケースも。
まあ何しろこの手のローカル金融機関って割と客層がご高齢、『インターネット?なにそれ農機具?』状態なので、
- ネットバンキングを実店舗で案内したら余計な仕事が増える(インターネットの使い方から始まる)
- 実際店頭の行員はもちろん上層部にさえ教育なんかしてないから聞かれても困る(※その割に電話や店頭での申し込みが必須だったりする)
- そもそも行員がお客様と同じく『インターネットバイキング?』みたいなレベル
最後に至ってはそんな惨憺たる有様で金融機関やってけるのか?と言いたくなるが、ローカルの中小企業相手に給与の受け取り口座とかやれてれば安泰だからね、しかたないね。
いわゆる都市銀行、UFJとか三井住友銀行みたいな大手銀行ならその辺の教育もしっかりやっているのでよっぽど新人でない限りは大丈夫っぽいけど。
店頭のパンフレットにネットバンキングのこと書いてたりするし。
このような状態なので、そもそも田舎の金融機関のネットバンキングサービスはクソ使いにくい。
というか申し込み時点ですでに根比べ確定案件。
かくいう自分もネットバンキング、というかネット銀行ユーザーなのだが、
- そもそも地元の銀行でネットバンキングに対応してるところがなかった(一番早かったのがゆうちょ)
- 当時給料の振り込みに使ってた銀行でクレジットカード作ろうとしたら当たった行員がいろいろ余計なものを勧めてきた
- 当時の職場、まさかの給料の振込がクレジットカードサービスやってない金融機関オンリーだったので月々の支払いが面倒くさかった
などなどの事情から初めて自力で開設したのが当時のイーバンク銀行(現楽天銀行)。 のちに手数料の爆上げからスルガ銀行のVISAデビットカードに乗り換えて今に至るわけだが、このスルガ銀行、意外なところがダメダメだったという話を聞いた。
まあネットバンキングの有名どころとは言っても、所詮は地銀というべきなのか……。
同じくスルガ銀行某支店ユーザーの知人、キレる
似たような事情からネットバンキングの必要に迫られてスルガ銀行のユーザーになっていた知人。
この知人の場合はVISAデビットカードを作りたかったが地元で提供しているところがなかった、というのが理由。
この度ちょっと大きめの臨時収入があったので定期預金を組もうと思ったのだが、まあ上で書いた通り小数点以下の0が一個多いという理由から地元銀行に預けるのはやめて、取りあえずスルガ銀行で定期預金を組むことにしたそうである。
- 知人はVISAデビットカードユーザー(あまり使わない)
- ちょっとした臨時収入を定期預金に組む
- このとき、既存の残釜もまとめて定期預金に入れる
その後数か月たった友人、もろもろの事情によりVISAデビットのカードを使って大きめの買い物をすることに。
本来なら別に持っているクレジットカードを使うところだが、その時に他のカードを忘れてしまったためにVISAカードの出番と相成ったそうだ。
スルガ銀行のVISAデビットカードには貸し越しサービスというものがあって、普段は普通預金から引かれるのだが、残高が足りない場合は貸し越しになる。
で、貸し越し分は月々の決まった返済額が毎月最初の営業日に引き落とされる。
さて、この時友人の普通預金は残高0。
(※まとめて定期預金にしてしまったので)
ということは使った金額が全額貸し越しサービスの対象となるので、月々決まった金額(約定額)を返済することになる、はずだったのだが……
月末の給料日直後に返済額分を入金した知人はふとおかしなことに気付いた。
普通預金口座に謎のマイナスが発生している。
本来であれば(知人の経験によれば)
- 普通預金に残高があるときにVISAデビットを使うと残高が減る
- 残高が0のときに貸し越しサービスを使って買い物をした場合、普通預金口座の残高は0のまま貸し越しでVISAデビットの利用分として付く
- 残高が0で使ったので本来残高0のままのはず
- というかそもそも買い物した金額と合わない
- これと言って何かの振込や引き落としにも使っていないからそれでそっちのマイナスが付いたわけでもない
さてこれは何ぞ、という状態になった知人は早速電話をかけた。 これが二時間にわたる血管虐待の始まりになろうとは知人は思いもしなかったのである。
黙りこくってればこっちが電話を切るだろうと思って向こうでお菓子食ってやがる!(知人は地獄耳)
さてここで知人が電話をかけたのが銀行そのものの総合案内。
どこへ聞けばいいのか迷ったときはまず総合のところへ聞けば適したところを教えてくれるし、そこでできるんならそこでやってくれるだろうと考えてである。
総合案内の人曰く『それは某支店で口座のお金の動きを見てもらった方がいいですねえ』との案内を受けて某支店へ。
ラウンド1、ファイッ!
事情を説明して口座の中身を確認してもらうも
『何かのお振込みをされたのでは?』
『何かで引き出して使われたのでは?』
『お客様の勘違いで実は引き落としに使っているのでは?』
の三点セットを繰り返すばかりで話にならない。
そもそも向こうでは口座のお金の動きを見ている状態でこれである。
どこへ振り込んだとか引き落としで落ちたとかはこちらが見ている以上に詳しいデータが見られるはずだが、奴は本当に自分の口座を見ているのだろうか?
実は他人の口座のデータを見ているとかじゃないだろうなと事情の説明を繰り返すことしばし、何の進展も見られない。
最終的にはだんまりを決め込んで明らかにこちらが怒って切るのを待っている状態に入ったため、別のスタッフへの交代を要求。
明らかに面倒くさそうな口調でへぇいという一言を残して待たされ、血管の苦行が加速する。
ラウンド2、ファイッ!!
続いて出てきたスタッフも全く同じようなことを繰り返す。
おうお前人の話聞いてんのか、頭に詰まってんのは生ゴミかとキレそうになりながらお前本当に私の口座の金の出入り見てる?と確認するもやはり自分の口座。
元気よく怒りのアクセルをべた踏みされつつなおも電話を切らずに全く同じやりとりを繰り返すことしばし、またもだんまりモードに入ったため二度目のスタッフ交代を要求
ここでセキュリティクリアランス的なアレで見れるデータに問題があるのではと閃いた知人、『お前らじゃ話にならん』というキレたお客さんの必殺技を発動。
この時点で二連荘でハズレを退いてかなりの時間を浪費させられているいる知人にはさすがにこれをやる権利がある。
ラウンド3、ファイッ!!!
ええかげんにせえよとすでに血管の苦行が佳境に達しつつある知人、すでに怒りを隠すこともなく三人目と応対。
『お前らでわからんのなら上の奴を呼べ』と言ったにも関わらず三度目のハズレスタッフのご登場が開始五秒で発覚。
この手の爆死はさすがに一ユーザーとして勘弁ならんレベルである。
二人目からの移動で『今のうちに電話切ってくれればいいのに』と言わんばかりの長時間待たされたことも相まって、待っている間に立てた推論も頭から吹き飛んでしまうのもわかりみしか感じない。
(ちなみにこの時点で使用分が定期預金からも引かれる、あるいは一部が返済として引き落とされるのではという仮説は立てていたらしい。
これについても三人目に問うてみたがそれは違いますの一点張りだった)
そしてまたしても三人目がダンマリタイムに突入。
さらにおそらくは最初の二人がうしろでこちらのことをクレーマー扱いしたりしている会話やお菓子の個包装をむく音が聞こえ、ここでついに知人もブチ切れ。
おう全部聞こえてるぞ、と言ったらあからさまに気まずそうにぼそぼそ言い訳モードに突入。
知人が地獄耳なのはもちろんだが、電話機の音量上げてるといろいろ聞こえるよね、向こうの音……。
(隣の部屋で流れてるテレビの音が聞こえることもある)
お前らじゃあ話にならん、『正社員の、年配の、男性』に代われとここで指定を細かくする知人。
帰ってきた返答は『今応対できるものがいませんのであとからかけ直します』という逃げの一言であったそうである。
仕事の習慣で向こうのスタッフの名前を全部控えていた知人は三人分をきっちり読み上げ、電話がかかってこなかったら全部名前付きでこっちからかけ直すからな、とくぎを刺して電話を切ったという……。
他行の事務経験者が5分でわかることが二時間かけてもわからない
さてここからは半ば笑い話なのだが。
待ち時間と押し問答コミコミで約二時間使ったというこの一件、折り返し待ちの間に他行の事務経験者に相談したら五分で正解が出たそうである。
ここで理由の分からないマイナスが付いたポイントは、上で知人も推測していたが定期預金の存在である。
- VISAデビットカードは普通預金から支払い分を引き落とす
- 普通預金が0なら貸し越しになるが、正体不明のマイナス残高の金額と定期預金の金額、買い物の金額から察するにおそらく定期も一定の金額が普通預金と同様にデビットの支払いの原資になるのでは
- アプリでもWEBでも定期から引き落としても定期の支払い可能残高は変化していない状態だったっぽいなど表記が紛らわしいのがつまずきの元
- 知人の場合他のカードはVISAデビットではなくクレジットなのでそういう体験がなかったのもある
- なので今回の場合多分入金した分(定期から引かれた分より少ない)が丸ごと定期の穴埋めに回されるため、定期からの穴埋め分(=定期とほぼ同額)にプラスして返済分を入れないと多分返済ができない
- スルガ銀行のコールセンターに言えばスルガ銀行に教育する気がないか、やる気のない給料と時間強盗だらけのコールセンターだということ
など、あの二時間にわたる苦行は何だったのかと言いたくなるような回答がスラスラ他行の事務経験者(※派遣・わりと短期)もたらされるという、許せない話にエントリーできそうなレベルのオチがついた。
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結局しばらくしてからかかって来たまともな男性からの電話でもほぼ同じ回答だったそうで、まあなんというか、知人よ、ドンマイ。
苦行を積んだんだから次回はきっとチケットが当たるさ。
結論:スルガ銀行のコールセンターを使うときは『正社員の、年配の、男性』を指名するのがコツ
教育する気がないのか、それとも所詮は地銀のコールセンターでやる気のない連中を入れておく肥溜め状態なのかは不明だが、女性スタッフがでたら
『あなた方じゃ話にならんので正社員の年配の男性を出せ』というのが多分イライラしないコツなのだろう、と知人の話を聞いていて思った。
今の職場でもお問い合わせの電話を受けることは多々あるが、
- 分からなければ分かる人と交代
- 時間をかけるのはお客様の怒りの元
- 何かやりとりする必要があるなら保留ボタンを押してやるべし
と教育&体感で学んでいる身からすると、よくそんなんで問い合わせの電話受ける場所にいるなあ、としか……。
便利な銀行ではあるんだけどなあ……。